アイボリーホワイトの鏡川大橋〔2205〕2009/04/29
2009年4月29日(水)快晴!
今日は昭和の日。昔の天皇誕生日ですな。この調子で祝日が増えると、360代くらい後の天皇陛下の時代には祝日しかないなってしまいますな。
最近、昭和史について色々と勉強することがありました。特に戦前。何故、日本陸軍はああなって日本海軍はこうなって、国民世論とマスコミがどうなって、みたいな話は、興味が尽きません。後世に伝えていかんといかん事実が、意図的に伝わってなかったりしてかなり奥深い分野になっちょります。昭和の日。そんなことを色々と考える日にしたらエイですね。
ここは鏡川河口、鏡川大橋。昭和56年3月に架けられてから最近まで、スカイブルーに塗られちょった鏡川大橋。たぶん、南国の抜けるような青空と、青い海に融けこむようにあのような色に塗装されちょったがやと思います。が、やっぱし自然の青と塗装の青は微妙に違いますきに、アタるがですね、ちくと。あれをスカイブルーにした発想は、たぶん当時の当局のおんちゃんたちの素人判断やったがでしょうね。
近年、どこにどんな色づかいをしたらマッチするかという学問が発達してきて、そんな専門家の方も増えたようですね。で、この橋の色も、2007年10月に「鏡川大橋色彩検討委員会」なるものが発足、その道の専門家の方も入って、どんな色に塗り直したら良いのか討議されたがやそうです。知っちょりました?
で、最終的に決まったががこれ。アイボリーホワイトという色らしいですね。橋のバックには青い空、曇った空、青い海、町並み、緑の山々。すべてに融けこんで違和感のない色、ということで選ばれたがでしょうか。なかなかエイです。
初夏の青空をバックにして美しゅうございました、鏡川大橋。