早朝の五台山からの絶景〔2162〕2009/03/17
2009年3月17日(火)今日も晴れて暑いくらい
昨日はまたポカポカ陽気でしたね。一気にソメイヨシノも咲き誇り、高知は開花宣言。今朝は五台山界隈をたつくりに行っちょりましたが、護国神社の桜もかなり咲きよりました。春です。
今朝は久々にとうから五台山を駆け上がってみました。写真は今朝5時半の山頂からの景色。まだ真っ暗で、この神秘的な山には人っ子一人いませんでした。もうちょっとしたら、歩いて登ってくる善男善女が増えてきます。
展望台から、素人ながらにカメラの絞りを開いて撮影してみました。街の灯りが美しいですね。ちくと霞んじゅうがは黄砂のせいでしょうか。
この時間、一際明るいがは写真左の弘化台、中央卸売市場ですね。早朝が一番忙しい弘化台は、煌々と灯りが輝きよります。右端の明るい部分は青柳橋。浦戸湾に街灯りが映ってきれいです。
眼下、弘化台のこちらの岸は吸江(ぎゅうこう)。ここに、鎌倉時代から南北朝、室町時代にかけての禅僧として名高い夢窓疎石さんがやってきて、吸江庵をむすんで住んだがは有名。足利尊氏さんとも縁の深い禅僧で、弟子の五山文学の双璧と言われた絶海中津(ぜっかいちゅうしん)さんや義堂周信(ぎどうしゅうしん)さんが居りますね。どちらも土佐出身。
今は堤防ができて浦戸湾を見晴らせませんし、目の前に人口島の弘化台があってなんということはない景色ですが、昔はこぢゃんと風情のある美しい風景やったそうです。吸江庵は、今は吸江禅寺となっちょって、なかなか美しいお庭もございますね。
こないだの「妄想観光」では、桂浜から巡航船で吸江に上がり、五台山を登る、というルートを妄想しました。てっぺんには名刹竹林寺があります。吸江寺と竹林寺、昔はかなり張り合いよったようです。今は、四国霊場31番札所の竹林寺が、参拝客数では圧倒的。伽藍も広く立派。が、吸江禅寺も、静かに趣深く、いかにも禅寺、という雰囲気でたたずんじょります。