屋島からの絶景〔2156〕2009/03/11
2009年3月11日(水)春霞
てな訳で今朝は高松。香川県の県庁所在地の高松。駅の近くに泊まっちょりましたので、今朝は5時過ぎから思い切って屋島まで駆け上ってきました。高松市の東にある、海に突き出た山で、ご存じ源平合戦の舞台のひとつ。一時期、この屋島に安徳天皇を擁した平家方が御所をつくっちょりました。
その屋島のてっぺんには84番札所の屋島寺もあり、弘法大師にもゆかりありまくりなのであります。20%を超えるなかなかの坂道がずうっと続きますきに、てっぺんまで一気に駆け上がるとこぢゃんと苦し心地良いですね。標高は290mくらいあるそうですきに、苦し心地良いはずです。
そのてっぺんから高松港方面を眺めた景色がこれ。
左端、瀬戸内海に突き出た堤防の根本が高松駅。以前は、あそこから宇高連絡線が出よりましたね。今朝はあそこからこのてっぺんまで走ってきました。右手の島は女木島。鬼ヶ島としても有名で、桃太郎さんが岡山から鬼退治にやってきた島ということらしいです。こうやって見ると高松港からしゅっとながですな。
で、手前の札に「屋島城跡」と書かれちょりますが、これは、何となんと、西暦667年に築城されたお城のこと。福岡出張の際に、水城とか大野城とかのお話をしましたよね。中大兄皇子と中臣鎌足の無謀な朝鮮出兵で、白村江の戦いで大敗北を喫して退散してきた朝廷軍は、新羅が攻めてくることを恐れて大野城とかの朝鮮式の山城とかをつくりました。その際にこの屋島のてっぺんにも、屋島城を築いたがやそうです。いやいや、天智天皇から弘法大師から源平合戦から、すごい歴史に彩られちょります。
ひまわり太郎が小学校の時の高知市立小学校の修学旅行は小豆島でした。が、それより数年前の姉の時代には、高知の修学旅行は屋島やったと記憶しちょります。こうやってたつくってみると、それだけの価値はありますな。
まだ暗い早朝から、結構たくさんの善男善女の方が歩いて登っておられました。今は健康づくりと信仰と観光の山、屋島。