雨の潮江天満宮の土俵で古代に思いを馳せる〔2151〕2009/03/06
2009年3月6日(金)雨のち晴れ
今日もお天気は行ったり来たり。
朝は、かなりしっかりとした雨が降りよりましたが、お昼には上がって、晴れました。気温は、20℃をゆっくり超えちょったでしょうね。汗ばむ陽気とはこのことでした。
雨が降ると神社に行きとうなる、というお話は以前しましたね。妙に、雨の神社は雰囲気があって素敵ながです。で、今朝も暗いうちからここ潮江天満宮。
手水舎から拝殿方面を撮影してみました。
正面手前に、土俵が写っちょります。天満宮の神聖なる土俵。ここで、夏のお祭りのときには相撲大会が開催されたりします。
相撲で思い出しましたが、天満宮に祀られちゅう菅原道真公は、相撲の元祖、野見宿禰(のみのすくね)さんの子孫やったですよね。太宰府の天満宮では、拝殿の右奥に、野見宿禰さんが祀られちょったと記憶しちょります。
垂仁天皇の頃と言いますきに、4世紀の頃でしょうか、当麻という村に、この世で一番強いのは儂ぢゃあ、と言いゆう男が居る、という話が垂仁天皇の耳に入りました。で、家臣に、他に勝てそうな力自慢は居らんのか、と下問したところ、出雲に野見宿禰というすごいがが居る、ということになって、双方呼び出して勝負をさせたのであります。で、勝ったがが野見宿禰さん。これがニッポンの相撲の始まり、とされちゅう訳ですね。
ちなみに、勝った野見宿禰さんはそのまんま大和朝廷に仕え、墳墓に近臣の者を殉死させて埋葬する習俗を改めさせて埴輪をつくることを提案したりして活躍したそうです。心優しき力持ちやった訳ですな。
で、その遠い遠い子孫が菅原道真さん。
力自慢の相撲の元祖の子孫が、学問の神様になったという不思議。
雨の天満宮の土俵を見ながら思いを馳せるのであります。