解体式、定礎、タイムカプセル〔1916〕2008/07/14
2008年7月14日(月)あづい~!
皆さん、「解体式」というのをご存じでしょうか。建物を解体するがに際して行う式典のこと。ひまわり太郎、その「解体式」というやつに始めて出席しました。
高知市内の学校が、今、南海地震対策のために建て替えられよりまして、これから旧校舎を解体するのであります。まず、式に先立って神事がおこなわれ、そして、この旧校舎の玄関脇にある「定礎」と書いた石を取り外し、その中に埋め込まれちょった銅板の箱を取り出しました。この箱には、この校舎の設計図面や、当時の新聞、学校の教職員名や生徒手帳など、懐かしいものがどっしこ入っちょりました。
この校舎が建てられたがは、ひまわり太郎が小学生の頃。まだできて新しい校舎でひまわり太郎は学んだ(遊んだ)訳ですが、その校舎が取り壊され、新しい免震構造の校舎に生まれ変わるということです。早いもんですね。まだ、こないだ、みたいな感覚ですけんど、早くも立て替え。時間はとてつもない速さで流れていきます。
銅板の箱を掲げられちゅう方は、現在の校長先生と理事長さん。そのお二人の間の膝と腰の間、ぽっかり空いた穴に、このタイムカプセルと「定礎」と書いた石が埋まっちょりました。よく、ビルの壁面の下部に「定礎」と書いた石が埋められちゅうがを見ますけんど、こんなモンが入っちゅうがですね。まあ、タイムカプセルというのは学校やきでしょうが、設計図面とか新聞とかを入れちょくががポピュラーなようです。で、解体式のセレモニーの際、この定礎と書いた石にハンマーを入れるがですな。この建物、この夏休みに解体作業が行われるそうで、見慣れたこの壁面も、もう見納めということです。時の流れに身をまかせ~。