物部川の鮎は昨日解禁でした〔1857〕2008/05/16
良いお天気の高知県地方です。
こないだうち、13日に、結構雨が降りました。まあまあしっかり降りました。ですけんど、洪水になったり崖崩れが起きたり、という程ぢゃあなかったですよね。けんど、あれっぱあの雨でも、ここ物部川は濁るようになってしもうちゅうがです。
この母なる川物部川は、こっから十数キロ遡ったところに杉田(すいた)ダムがあり、最上流には永瀬ダムというのもあります。で、数年前の大雨でダム湖周辺の山が崩れ、大量の土砂がダム底に溜まる、ということになってしまいました。
ほんで、こないだくらいの雨で、底の泥が巻き上げられてしゅっと濁ってしまい、雨がおさまった後もなかなかキレイな水に戻らんという川になってしもうた、というお話は何度かしましたね。
昨日の15日、四万十川上流域と新荘川、それにこの物部川では、鮎釣りが解禁になりました。今年の物部川、河口の堆積土砂を掘り返すなど、漁協さんたちの懸命の努力で、天然遡上がかなり増えちゅうので、期待できる、という明るいお話でした。が、13日一日のあれっぱあの雨で、川は濁ってしまい、予断を許さんなってしもうたそうです。
写真は今朝の物部川。南国工場のしゅっと前。写真だけ見るとキレイですけんど、川はちくと濁っちょります。そんな中、昨日の解禁日には待ちかねちょった太公望さんが駆けつけて釣り糸を垂らしよりました。濁りで心配しちょりましたが、釣果はまずまずやったみたいです。が、漁協さんのHPによりますと、最上流の永瀬ダムの発電用水がかなり濁っちゅうので、この濁りはまだ続きそうやとのこと。長期間濁ったら水温が下がったり餌の生育が鈍ったりということで、予断を許さん川になっちゅうがですな。いっぺん、ダムを全部取っぱろうて川底をさらばえますか?