居なくなった天神大橋北詰の皆さん〔1854〕2008/05/13
2008年5月13日(火)降ったり照ったり
今朝は小雨がぱらつきよったかと思うたら、急にしっかりと降り始めたりおさまったり、落ち着きのない天気になっちょります。沖合を通り過ぎていった台風の影響もあるがでしょうかね。
と、書きよりましたら、今、突然お日様が顔をのぞかせて強い日差しが降り注ぎ始めました。今日一日は妙に不安定な天気のようです。
ここは今朝の鏡川、天神大橋の南詰です。だいぶ以前、結構広い橋の真下には、数名のホームレスさんが暮らしていらっしゃいました。が、そこには岩石みたいなのが隙間無く並べられて、生活できるようなスペースは無くされました。
そこで、そこに住みよった方は、そのしゅっと東側のこの広場、青空天井のこの場所に移動して、家財道具やら犬小屋やらをかなり広い場所を占有して暮らすようになっちょりました。キャンプ用のテントみたいながで寝泊まりはされよったですね。
が、しかし、今年になって、全部撤去されてしまいました。写真右端にその残骸が残っちょりますし、橋の根本の所に犬小屋が3つ、固めて置かれちょります。たぶん、当局によりまして、強制退去させられたがでしょう。今はどこへ行っちゅうがでしょうか。
この広場、ご覧のように大きな大きな栴檀の木が日よけ雨よけになって覆い被さっちょります。今、薄紫の花を咲かせて美しゅうございます。
鏡川対岸は唐人町。秀吉の朝鮮の役で、長宗我部元親さんが、朝鮮から連れ帰った武将、朴好仁さんの一族が住まわされ、藩政期を通じて、その豆腐作りの技術を伝え、豆腐商いの特権を持っちょった場所が唐人町。今、ご覧のようにホテルやマンションが建っちょりますが、川沿いの1階部分は、駐車場などのスペースとして利用されよります。大雨とかで増水すると、しゅっと浸かるきですね。ここにずらり並んじょった豆腐屋さん、土手の上に並んじょったがでしょうか。どんなに立ち並んじょったがか、知りたいところです。