高知自動車道、馬立は雪でした〔1742〕2008/01/22
2008年1月22日(火)四国山脈は雪
一昨日から昨日にかけての雪、特に瀬戸内界隈でこたいました。高知市内は全然雪の気配もなかったので、ビックリしたですね。
今日は、香川の高松へ行きよりまして、昨日通行止めになっちょって今日は開通した高知自動車道を通りよります。途中は、ご覧のように雪。ですが、湿った雪で、そんなに積もりそうぢゃあないですき、明日も高速を通って帰れそうです。
ここは愛媛県の馬立。馬立PAの手前から撮影してみました。四国には珍しい雪景色で、このPAの駐車場では、皆さん、携帯で写真を撮ったりしよりました。
高知自動車道は、高知の大豊町大杉から立川(だじかわ)を抜け、県境の笹ヶ峰トンネルを抜けてここ馬立に至ります。このルート、藩政期の街道のルートで、土佐藩の殿様は、この街道を通って参勤交代しよった時期が一番長いそうです。いわゆる「笹越え」の道で、ここから川之江方面へ出るがが土佐から一番近かったがでしょう。それでもどれっぱあかかりよったでしょうかね。今は高知インターから瀬戸内まで1時間かかりません。しゅっと。
国道は、大杉から吉野川沿いに徳島の池田まで抜けちょりますので、この高速が完成するまでは立川も馬立も、ほとんどめったに通るようなことはない場所でした。が、その国道が出来るまでは、立川の笹越えが幹線ルートやった訳ですね。
この馬立から峠を越えて南へ下ると高知県長岡郡大豊町。1955年に、東豊永村、西豊永村、大杉村、天坪村が合併してできた、ということですが、ご想像の通り、大杉の「大」と豊永の「豊」で大豊。その豊永郷の北西に「岩原」という地区があります。JR土讃線の高知最後の駅が土佐岩原で、その駅から空に向こうて山を登ったところにあるのが「岩原」。ゼンマイとかの山菜がどっしこ採れる山間の村。岩原の向こうは、平家の落人伝説に彩られる祖谷。徳島県です。
藩政期の幹線ルートからははずれちょりますが、岩原から祖谷へ抜けるルートも昔の皆さんは結構利用しよったようです。山の高いところから見晴らすと、意外と近かったりするがですね。