高見山の山裾、杖のサービス〔1694〕2007/12/05
2007年12月5日(水)晴れ!
やっぱしあれですね、12月の声を聴いてから、急に冷ようなったですな。今朝の空気もなかなか冷えちょりました。そろそろ冬を迎える高知市内です。
今、会社へ通勤する途中、高見山の麓を通りよります。この麓界隈に、菅原道真公のご嫡男、菅原高視さんの邸跡がある、ということですきに、一度見てみたいと思うちょります。何でも、邸跡の碑が建っちゅうらしいですきに。が、どこにあるがか、全然判りません。
今朝は、「中高見」と「住宅前」のバス停の間から山の方へ登ってみましたが、趣のある住宅がた立ち並ぶばかりで、目当ての碑は、よう発見しませんでした。
「高見山」の由来となった邸ですき、この界隈にあったがは間違いないところ。ご存じの方がいらっしゃいましたらご一報下さい。
さて、この山裾には、昔からの古い石垣に古い家、趣きのある家が立ち並んじょりまして、なかなか素敵です。ここは、その一角。高見山へ登っていく道の脇に立派な家と庭がありまして、その塀にはご覧の板がぶら下げられちょりました。近寄って読んでみると「杖を自由にご利用下さい、帰りに戻して下さい。」と書かれちょります。その板の上には、使いやすそうな杖がたくさん並んで頭を出しちゅうがです。エイですね、この心遣い。
高見山には、たくさんたくさんのお墓があります。てっぺんまでお墓が続いちょります。そのお墓へお参りに行く方のために、この杖が用意されちゅうがでしょうか。
場所から言いますと、ここを登れば、ライオン岩のちょっと北側へ着きますね。昔、山羊とかを飼いゆう畜舎とサイロみたいなのがあった辺り。今でも痕跡が残っちょります。その上の段には、十字架の墓所があったりしましたですね。子供の頃、鷲尾山へ登るがにここを通りよって、かなり異国情緒を感じたもんです。十字架のお墓がこぢゃんと不思議でした。