峠の標識〔1657〕2007/10/29
2007年10月29日(月)晴れちょりますね
今日も良いお天気。昨日、本社に午後から出ちょりまして、夕方横浜へ帰りました。自転車で高見から六泉寺、西孕へと走りまして、昨日一昨日とたつくった宇津野越の孕側の登り口へ。その登り口の山道に自転車を停め、夕暮れの山道をてくてくと歩いて山越えをしたのであります。
で、今朝。
まだ薄暗い、その山道を横浜から西孕まで歩き、そこから自転車に乗って出勤して参りました。40分くらいで着きますきに、そんなに遠いこたあないですね。
が、山道はなかなかの急坂で、早朝から心地良うございました。空はだいぶ明るうなっちゅう夜明け前ですが、樹々に囲まれた山道は鬱蒼と薄暗く、ちょっとドキドキします。
一昨日に書きましたが、戦前までは、この山道が長浜とお城下を結ぶメインストリートやった訳です。まあ、荷物を運んだりする場合は当然浦戸湾を舟で往き来しよった訳で、全員がこの山越え道を通りよったがぢゃあないですけんど。
が、長浜、横浜、瀬戸の皆さんが城下町へ出るがに使いよった道ですき、そこそこの人通りがあったものと思われます。毎日、この山越え道を使うて高知のお街へ通いよった方もかなりいらっしゃったことでしょうね。そんな気分を味わう為に、今朝は出勤にこの道を使うてみたひまわり太郎であります。
写真は、その峠に立てられちゅう標識。北へ下りていくと「西孕第二バス停」。南へ下りると「灘」。東へ尾根筋を登っていくと「宇津野山」と書かれちょります。ここから東へはこぢゃんと急な上り坂で、その上がりきった所が見晴らし場所、一昨日撮影した場所です。そこからは筆山や高見山の頂が見下ろせます。結構な峠ですね。ここを通ってお街へ通うがは、心地良いですけんどなかなか大変。日中はそうでもないですけんど、暗うなってきたらちくと心細いですな。昔の皆さんは偉かったです、ホント。