小雨の上岡八幡宮〔1521〕2007/06/15
007年6月15日(金)小雨
小雨そぼ降る高知。今朝は南国工場に来ちょります。
ここは、南国工場の、物部川の対岸を少し下ったところに鎮座されちょります上岡八幡宮さん。工場の氏神様ですきに、何度かご紹介しちょります。参道入り口脇には、安政の南海地震で津波がここまで上って来たことを刻む小さな石の記念碑が立てられちゅうがが有名。そして鳥居の脇のクロガネモチの巨木。大きな杉の木もあります。この鳥居をくぐって進みますと、左手、手水の手前に盛り上がった所があります。雑草に覆われちょりますが、これは土俵でしょう。今でも奉納相撲が盛んらしいですね。ひまわり太郎はまだ見たことないですが。一度見てみたいもんです。
参道を更に進むと、石ひとつひとつに氏子が寄進したことが刻まれちゅう石段になります。ちくと登りにくい、急な石段ですが、氏子さんたちに尊崇されちゅう八幡様ということが良う判る石段。あんまし急で登りにくいので、この石段の右手に、ぐるりと登っていけるスロープも寄進されちょりました。石段を上りきると拝殿。拝殿のある場所から参道を方を見晴らしてみると、この参道は海の方角から来ちゅうことが判ります。とっと向こうに、物部川河口大橋の青い欄干が見えよります。数キロ向こう、とっと向こうです。その向こうが太平洋で、安政の南海地震の津波は、あんな所からここまで上ってきたということですきに、その威力は凄まじいものがあります。こうやって先人が残してくれた記憶は大切にして、後世の我々が活かしていかんといかんがですな。