ボンバル、頭隠して尻隠さず〔1451〕2007/04/06
2007年4月6日(金)曇っちょります
中村からは昨日帰ってきまして、今朝は東京に向かいよります。東京行きの飛行機、一便の出発時刻がJALは7:05、ANAが7:10と、こぢゃんと早うなっちょって便利ですね。
ここは今朝の高知空港。まだ居りました。この機体。
先日、ひまわり太郎が大阪出張で乗った飛行機と入れ違いに高知へ向こうたボンバルちゃん。全国の皆さんが生放送の画面に見入る中、見事に胴体着陸を果たしたあの機体でございます。前輪が出て来んかったという、恐ろしい事態でありましたが、機長の冷静な判断と技術で事なきを得たのは記憶に新しいところ。このように、頭をサーカステントみたいなので隠しちょりますが、胴体は見ることができます。
あの事故の後、高知新聞さんは、何とか機種変更ができないか、との論陣を張っておられますが、ANAさんからは無視に近い反応ですね。「機体に重大な欠陥があるとは考えていない」とのこと。う~ん。高知県人には説得力ないですよね。何故か。
この機体は、ビッシリ油圧系統やら電気系統やらの故障が発生して、途中で引き返したり運休になったり。急ぐ用件で利用する人からは、アテにならんことこの上なし、という評判を得ちょります。そして重要なのは、以前から、そのうち重大な事故が発生するかもしれない、それからでは遅いので、機種変更か、別の機種を選択できるようにして欲しい、という要望を、高知県人がずうっと言い続けてきちょったこと。その度に、「徐々に改善しています。重大なことには決してなりません」と言い切ってきたのが航空会社さん。そうながやおか、けんど心配ぢゃのう、というのが高知県一般の反応やったと思います。そして発生したのがこないだの重大事故。こうなると、何を言われても説得力はないですね。
大阪へ飛行機で行くのに選択肢が他にない高知県民。仕方ないのでひまわり太郎、大阪へは汽車とか車を利用することにしました。いや、事故が怖いとかなんとかより、その姿勢に納得がいかんきですね。汽車、エイですよ、なかなか。ひまわり太郎は、子供の頃テッチャンやったこともありまして、今でもあのマッタリした汽車の中の時間が好きです。新幹線は妙に味気ないですけんど、土讃線とかをゴトゴト走るあの雰囲気は落ち着くですよね。上手に利用したら色んなことが出来る時間でもあります。そんな事を、今、御前崎、富士山の見える飛行機の中で書きよります。この景色を見ると飛行機もエイですけんどね。東京行きの飛行機から見る富士山は、このにっこりでも何度かご紹介しちょりますが、「絶景」。安全な飛行機はエイですね。