堀川の花見が始まっちょります〔1438〕2007/03/24
2007年3月24日(土)曇りのち雨
昨日、高知市で桜の開花が発表されました。去年より8日遅いがですけんど、平年と同じやそうです。けんど、この冬のヌクさを考えたら遅いですよね。明らかに去年の冬よりゃあヌクかったですき。やっぱし桜が「冬」を認識できんかったがで体調を崩し、「春」も認識ようせんなっちゅうがでしょう。
高知城の標準木で昨日咲き始めて満開は30日頃とのことですが、ここ堀川の桜はまだひとっちゃあ咲いちょりません。蕾はだいぶ膨らんできましたが、まだ咲くには至らんですね。ここは市内有数のお花見ポイント。堀川の両岸に咲く花は、それはそれは見事で、川に散る桜吹雪が日本画みたい。
ご覧の、川岸の幅3m~4mくらいのスペースがお花見エリアでございます。前には安岡酒店というお酒屋さんもありまして、なかなか便利。
が、まだ、桜はひとっちゃあ咲いちゃあせんですき、お花見はオアズケかと思いきや、高知の酒飲みをなめたらいかんぜよ。
昨夜、ここを通りかかったら、やりよりました。安岡酒店さんの真ん前の土手にゴザを広げて10名くらい。楽しそうやったです。で、何と、その一角の、その宴席の周囲だけ桜が満開ではございませんか。んがしかし、近づいて見てみますと、造花でした。大きな造花の桜の木を、左右から立てて花見の雰囲気を醸し出し、盛り上がっちょったという訳ですな。何とも羨ましい限り。で、写真の地面に転がっちゅう桜と思しきオブジェは、その名残なのでありました。今朝通ってみると、このヒトカケラが昨夜のお花見の余韻を伝えちょったのでありました。
ところでこの堀川、今はかるぽーとまでで行き止まりですが、ひまわり太郎がちんまい時分は、土佐橋、はりまや橋を抜けて新京橋までつながっちょりました。今年もこの堀川に花見舟が浮かぶそうですが、その舟に乗ってはりまや橋を抜け、新京橋へ行けたら風情がありますな。で、そこで下船して柳町へGO!てなことができると言う事ありません。帰りは、堀川を上り下りする有料の櫓舟に乗って夜風にあたりながら夜桜を眺める。しばし妄想にふけってしまう、桜の季節です。