走り始めたばかりの「新鋭電車」〔1437〕2007/03/23
2007年3月23日(金)快晴!
今日はまさに「春」。
この写真は、そんな春の暖かい日差しの中をのったりまったり走る土電の電車の車内。高知の堀詰(ほりづめ)で乗って、ごめん東町へ向かう途中です。所要時間は40分ちょっとでしょうか。この、のんびりしたひねもすのたりの雰囲気がこぢゃんとエイですね。この車両、昭和56年12月に大阪で製造された、と、車内の「私の履歴書」に書いちゃありました。土佐電鉄開業77周年記念に作られた電車やそうです。「まだ走り始めたばかりの新鋭」との説明はすごいですね。昭和56年と言えば1981年ですきに、今から26年前。
にもかかわらず、「私の履歴書」にはそう書いちゃあります。「走り始めたばかりの新鋭」。路面電車はものすごく長持ちながです。この電車の車両は「新鋭車種」で、まだ26年しか経っちゃあしませんが、ひまわり太郎と年齢が変わらん電車も、現役でどっしこ活躍しよります。
この電車をごめん東町で降りて、北へ行った所にある宴会場で、JA南国酪農部の総会と宴会がありまして、それに出席する為に電車に乗っちょったという訳ですな。
今、宴会も終わり、高知へ帰る電車の中でこのにっこりを書きよります。車内は、高校生2名とおばちゃん3名、若い娘さん1人と私の、都合7名の乗客に運転手さん。春の日差しが車窓から溢れ、電車の中は落ち着いたやわらかい雰囲気に満ち溢れて素敵です。
高知の街中やごめんの街中は、道路の真ん中を走る文字通り「路面電車」。途中、道路と線路が独立市中しちゅう所もありますが、決して道路と離れることがないのが「とでん」の電車です。明治の世から高知県民の足として活躍してきた「とでん」は、心安らぐ乗りものですね。
て、そんなことを書きゆううちにだんだんと高知の街に近づいてきました。乗客も増え、葛島橋を渡る現在、高校生1名、おばちゃん4名、おんちゃんが私を入れて2名、若い娘さんが7名と、娘さんかどうか微妙な方が2名の車内となっちょります。