筆山から潮江、高知港、孕〔1427〕2007/03/13
2007年3月13日(火)晴れちょります
ここは筆山。久々に早朝思い切り駆け上がって来ました。ちっくと腰へきちょります。だいぶん、夜明けが早ようなってきまして、5:55にはご覧のように東の空がかなり明るうなって期初めちょります。少しだけ薄雲のかかった空に、朧になった半月が幻想的でした。このお堂は、車道をどんどんと登り、昔ユースホステルやった筆山文化会館を通り過ぎ、ヘアピンカーブを曲がって、高見山や鷲尾山への登山道と分かれる所に立っちょります。ここからはご覧のように桟橋通り方面が見晴らせます。
写真左端の、向こうの方面が高知港から「孕(はらみ)」。浦戸湾に、西から突き出す感じになっちゅうのが孕。
湾は、そこでちっくと狭うなっちょります。孕と言えば「孕のジャン」。昔の漁師さんたちは、この辺りの海で、突然ジャーーン!という轟音のする不思議な現象が時々起こる、と、伝えてきました。どうやら本当に、何度か起こったようです。このにっこりにもよく登場する、高知の生んだ偉大な物理学者にして文学者、寺田寅彦博士は、この超常現象に対して、物理的な考察を繰り広げちょったと記憶しちょります。
この、眼下に広がる街灯り。ひまわり太郎が子供の頃、ここは田んぼばっかしでした。酪農さんも居りました。ここで牛を飼いよった酪農さんは、随分前に酪農はやめてしまいましたが、今でもご健在で、ビッシリ釣りに行ったりされよります。ひまわり太郎がちんまい時分、原乳を入れた2斗缶をどっしこ与力町にあった工場へ持って来よったことを思い出しました。
そのおんちゃんが使いよった牛舎の、木造の立派な梁は、現在、国道55号線沿いの「穀物学校」さんというレストランに使われちょります。二階から、上を見上げてみて下さい。あの立派な梁は、昔、この写真の辺りで牛舎に使われちょった実物なのであります。