高知市 平和祈念の碑〔1421〕2007/03/07
2007年3月7日(水)冬型、快晴!
久々の冬型気圧配置。高知は、今朝は1℃まで冷え込みました。びっくりしたですね。快晴のお天気ですが、風はちっくと冷とうございます。
ここはいつもの鏡川沿い。天神大橋を南へ渡り、しゅっと右折して土手の上の道を西へ行くと、左手に、巨大な建物「龍馬スタジアム」がどでーん、と姿を現します。競輪場と陸上競技場を兼ねた、数年前に完成した大きな建物。これが建つ前は、ちっくと薄暗い感じの競輪場があったですね。その龍馬スタジアムを左手に見て通り過ぎ、ちっと行った左手に、この写真のモニュメントがございます。「平和祈念の碑」。高知市が、平和への祈りを込めて立てたモニュメントです。
何故ここに平和のモニュメントがあるのか。
1945年7月4日未明、高知市の空を、米軍の爆撃機が覆いました。高知市大空襲です。市街地が火の海となり、たくさんの市民が、ここより少し上流にあった沈下橋などを渡って筆山方面に逃げました。空襲が終わった焼け跡には、犠牲者の山が。その中には、身元も判らない遺体がたくさんあったそうです。ここ大原町は、当時空き地。そこで、身元の判らないたくさんの遺体を、その空き地に仮埋葬したがやそうです。その場所に、戦後、競輪場が建ちました。
旧競輪場では、夜になると「おとうさーん!」と呼ぶ子供の声がどこからともなく聞こえてくるなどの不思議な話がたくさん伝えられてきました。競輪選手などの間では有名な話やったそうですね。
2004年7月4日、高知大空襲の犠牲者を追悼するために、この平和祈念碑が建立されました。中には、身元の判明した411人の名簿が収められちゅうそうです。
今朝、ここで写真を撮りよりましたら、たくさんの、ホントにたくさんの鳩が舞い降りてきました。