フランクチャムピオン記念碑の裏面と側面〔1361〕2007/01/06
2007年1月6日(土)曇り
曇っちょってぬくい朝の高知市内。最低気温も8℃を超えちょります。が、今晩は山では大雪になるかも知れんそうですね。
さて、ここはいつもの鏡川、柳原橋北詰の西側。2003年5月29日とか、2003年9月11日とかにもご紹介したことのある「フランクチャムピオン」さんの碑。大正期の世界的な飛行家で、当時注目され始めた飛行機の有用性を示す為にアメリカから派遣されてきた人物。日本各地で飛行ショーを行い、その最後を飾る高知での飛行ショーの最中、翼が折れて神田界隈に墜落、帰らぬ人となってしもうたがです。
その興行を取り仕切っちょったのが大侠客「鬼頭良之助」さん。ご存知故夏目雅子さん主演「鬼龍院花子の生涯」の鬼政のモデルとなった土佐の侠客。事故があったのが大正6年10月で、翌年4月に、チャムピオンさんの遺骨の一部を納めた記念碑が、この場所に建立された訳です。建てたのは鬼頭良之助さん。この記念碑、裏面にはご覧の様に鬼頭さんの名前と「森田良吉」という本名が刻まれちょりました。側面にはたぶんチャムピオンさんの業績とかが書かれちょります。東向いた面には英語、西向いた面には日本語で書かれちゅうがが興味深いところです。
今、この記念碑は、高知市のカヌー倉庫に囲まれてちっくと判りづろうなっちょります。大きな忠霊塔の西側ですきに、通りかかったらご覧になってみてつかあさい。
ひまわり太郎がこの碑に愛着があるがは、子供の頃父親に、この記念碑の前でいきさつを詳しゅうに教えてもろうた、鮮明な記憶が残っちゅうきです。