筆山の彼岸花、さつまいも、山番さん〔1257〕2006/09/24
2006年9月24日(日)今日もいい天気
お日様がサンサンと降り注ぐ、気持ちの良い日曜日。お彼岸の最中ということで、市内近郊の山はお墓参りの皆さんで溢れちょります。
ここは鏡川の南、筆山。ひまわり太郎の家の墓地は、何度かお話しましたように高知県東部の田野町の台地の上にあります。が、一部は、ここ筆山にもございますです。そんな訳で、今日は筆山に墓参に来ちゅうがです。いつのも細い山道を登っていきますと、花や榊、シキミを販売する小さな小屋が2軒。いつものように、上にある方のお店で花やお水を準備します。
この山道の周囲には、ホントにたくさんの彼岸花。見事です。真っ青な秋空、緑の木々、黄金色の稲穂、そして、ご覧のように真っ赤な彼岸花。他に目につくのは、青が鮮やかでかわいらしいツユクサ。ツユクサも、そこらかしこに群生してキレイですな。
ここはいつもお世話になりゆうお店の前。目の前の畑にはサツマイモが植えられちょりまして、そろそろ収穫期を迎えようとしちょります。
このお店のおんちゃん、ひまわり太郎が子供の頃からずうっとお世話になりゆうおんちゃん。近年、ちっくと足を悪うされちょりまして、不自由みたいですが、結構な標高にあるこのお店まで登って来ゆうのは偉いですね。春と秋のお彼岸に訪れると、店の裏側からキレイなシキミや箒を特別に持って来てくれよりました。井戸がありまして、長い長い柄のついたバケツをするするっと井戸に下ろし、つめたくてキレイなお水を汲み上げてくれたもんです。
最近の整備された霊園とは違い、昔からの山の墓地で、そこを一年中掃除したりしてくれゆうのが、このお店のおんちゃん。「山番さん」と、我々は呼びます。木々の生い茂る山中で、ちょっと油断すると雑草が辺りを覆いつくします。ここをずうっと守ってきてくれたおんちゃん、いつまでも元気で頑張って欲しいとしみじみ思ったお彼岸でした。