鏡川、大雨、堤防〔1220〕2006/08/18
2006年8月18日(金)雨
九州を北上中の台風10号のおかげで、まっことよう降ります。とっとと北へ抜けてくれたらエイがですけんど、エライゆっくりしちょります。ゾウモミますな。
さて、こないだ、8月8日のにっこりで、昭和51年の台風17号による水害のことを書きました。鏡川が天神様のところで堤防を越えかかり、大惨事直前まで行っちょった、あの水害です。その堤防を、天神大橋の上から撮影してみました。今朝は、川はまだ増水しちょりませんでしたのでこれが平常の水位。河原の駐車場も、強風のなかではありますが落ち着いた風情。しかし、鏡川が増水しますと、ここの車はどこかへ避難します。
ボッタリショと浸かるきですね。この辺り、鏡川の両岸には江戸時代から堤防があります。町のまん中を流れる鏡川が大雨になると暴れるので、しっかりと堤防が築かれちょります。が、しかし、たぶん、北岸の堤防の方がちょびっと高いがですね。北岸の堤防の北側は、高知の城下町の中心部「郭中」。武家屋敷が立ち並ぶ、土佐の高知の中心部。その中心部を守ることが最優先されたのは当然やったでしょう、当時としては。北側を守る為には、南に増水した川の水を誘導せんといけません。それで、ちっくとこの南の堤防は低いがでしょう。
が、この堤防の南には山内家菩提寺の真如寺や潮江天満宮があります。ここも出来れば守りたい。と、言う訳で、ここのもう少し西、河ノ瀬や鴨部の界隈が犠牲になっちょったと思われます。当時は田んぼの多かった地区。
昨日お話した10号台風のときには、床上どころか2階まで浸水した家が多かったのが、その地区でした。二階から救助を求める子供たちの姿が忘れられません。
大雨、被害がないといいですね。気を付けましょう。