紅葉橋界隈〔12〕2003/04/28
2003年4月28日(月)晴れ時々曇り
高知市内を流れる鏡川には、現在12本の人の渡れる橋があります。一番古くから有るのは、昨日の写真に少しだけ欄干が写っている天神橋(元和8年 1622年真如寺橋の名で架橋、現在の橋は昭和61年 1986年に「天神大橋」の名称で架橋)です。その他の橋は、殆どが明治以降に架けられた橋です。
一つだけ例外が、万延元年(1860年)に架けられた、現在の紅葉橋です。旭町のあたりから鴨部方面へ渡る橋ですね。
当時、鏡川という名称はありましたが、通称は、河口から現在の月の瀬橋あたりまでを「潮江川」、そこから上流を「雁切川」と呼んでおりましたので、この橋の名称も、最初は「雁切川橋」だったそうです。しかし、明治4年、浦戸湾に「青柳橋」が架けられたのを受けて、これに対抗して「紅葉橋」に改名したとのこと。今は無いですが、紅葉がきれいだったんでしょうね。
それにしても、昔のひとは、考えることが風流ですなあ。見習わんといかんです、はい。