静かな川面の鏡川〔1168〕2006/06/27
2006年6月27日(火)晴れ!
梅雨の晴れ間。高知市内は朝から晴れたので、川面や地面から水蒸気が立ちのぼっております。きれいですね。
ここは鏡川、潮江橋と天神大橋の間の北岸。向こうに見えるは潮江橋です。トップワン四国の向こうに朝日が昇っております。ここにはボート屋さんがありまして、ご覧の様にボートを係留しちょります。ここは唐人町。
今、満潮で、鏡川に浦戸湾の海水が上がって来ちょりまして、静かな水面は湖のように穏やかです。ひまわり太郎、小学生の頃は天神橋の近くの貸しボート屋さんで借りた手漕ぎボートでこの辺りをしょっちゅうロイロイしよりました。
川に流れがゆっくりゆっくりしちゅうので、鏡川の貸しボートは高知市内では結構メジャーなレジャーやったがです。今はもう貸しボート屋さんも普段は営業せんなりました。お祭りのときとかだけ営業します。我々の世代は、かなり上手にボートを漕ぎます。ここでビッシリボーと遊びをしよったですきに。が、最近の小学生達はよう漕がんですね、上手には。漕ぎ方を知らんがです。無理も無いですが。
1932年、ロサンゼルスオリンピックの水泳1500m自由形で、14歳という若さで金メダルを獲得した北村久寿雄さんは、小学生の頃、ご覧の潮江橋の向こう辺りで旧制中学の人たちに混じって練習をしたそうです。旧制中学の学生さんたちが水泳の技術について原書を読みつつ議論するがをそばで聞き入る小学生やったそうですね。オリンピック記録を40秒近くも更新した北村さんの記録は、以後20年間破られんかったそうです。
北村さんは、その後東京帝国大学に進学、ILOの日本代表部一等書記官などを歴任した後、住友セメント専務などを務め、実業界で活躍されたという偉大な人物。その偉大な人物の原点が、その向こうの川面やったという訳です。