日曜市のヤドカリ屋さん〔1159〕2006/06/18
2006年6月18日(日)曇りのち晴れ
今日はこぢゃんとムセますな。明け方まで雨が降りよったのですが、昼前からお日様も顔をのぞかせ、街中での挨拶が「今日はムセるねえ」になっちゅう高知市内です。
今日もひまわり太郎は無理をせず、走りに行きませんでした。せっかくの日曜日に走りに行かんと、身体がなんとなく重いですな、まこと。
仕方ないので自転車で「ひろめ」へ行き、そこから日曜市へ行っちょりました。「ひろめ」とは、追手前小学校の西にある不思議なスペースで、広い建物の中で色んな高知の物産や魚などが売られ、飲食のお店がどっしこ並んじょります。
その店で食べ物を購入した人々は、店に取り囲まれた広いスペースに置かれたテーブルの好きな場所に陣取り、食事や宴会を楽しみます。高知ですきに、もちろんアルコール類が乱れ飛びよりますね。平日の昼間から生ビールを飲みつつアテを食べゆうおんちゃんがどっしこの光景は、県外の皆さんにはかなりインパクトがあるみたいですね。今日は日曜日ですから、ギシギシに埋まった客席では朝から発泡酒のジョッキが飛び交いよりました。この猥雑さ。これぞ「賑わい」というものでしょう。リグッた建物や演出にはよびません。これが高知の賑わいでしょう。
ひまわり太郎が追手前小学校に通いよった頃は、ここには古い家が密集し、狭い路地が縦横無尽に走るエリアで、「ひろめ屋敷」と呼ばれよりました。藩政期、土佐藩の名家老深尾弘人(ふかおひろめ)さんの広大な屋敷地やった場所なので、そう呼ばれよりました。今、この猥雑な空間を、高知の人は「ひろめ」と呼びます。
ひろめの北には日曜市。ここには何でも売りよります。骨董品や山野草、ランから始まって、種々雑多な農産物はもちろん農家手作りのおもちやらおすしやらおこわやら。芋天は大人気ですね。ひやしあめも美味しいです。その中の一軒で、ご覧のように「ヤドカリ」を売りよりました。Jr.2号が食い入るように覗き込みよります。「オカヤドカリ」と、看板には書いちょりました。ひまわり太郎一家、思わず4匹購入、家へ持って帰ってしまいました。子供の拳大の大きな雄は、「鳴く」と、書いちょりました。ホンマでしょうか。今晩が楽しみなことです。気のエイおばちゃんが売りよりましたが、県外から来られた観光客のおんちゃんが珍しそうに覗き込み、「これ、何ですの?」と聞くとおばちゃん「ここにオカヤドカリと書いちゃあるろがね!」ときたもんだ。県外の方はちくとビックリするでしょうな。高知県人は慣れちゅうですけんどね。