秦泉寺の風景〔1117〕2006/05/07
2006年5月7日(日)雨のち曇りのち晴れ
今日で連休もいよいよおしまいですね。いかがでしたでしょうか。
しかしあれですね、連休最終日に雨がドカーンっと降りました。ホントによう降りました。が、気温は上がって夏みたいやった高知県地方です。
ここは高知市北部、秦泉寺。ここに、ひまわり太郎は中学2年から32歳になるまで住みよりました。眼下、駐車場になっちゅうところに古い家がありまして、そこが中学校の頃の住まいやったがです。
ひまわり太郎が小さい頃、その家には祖父と祖母が住みよりまして、与力町に住みこんじょりましたひまわり太郎は、しょっちゅう泊まりに来よりました。この、下の家から久万川の土手までは田んぼばかりで家は殆どなく、家から、川の土手を散歩しゆうヒトが見えました。それがアッと言う間にご覧の光景。中学高校の頃には、もう、すっかり家だらけになってしもうちょったですね。
この下の道路あたりが、中世の頃の海岸線やったそうです。この向こうにずーっと広がる高知市の市街地は、その頃海の底。この道路を左へ行ってすぐの愛宕山が、海へ突き出した岬やったがです。秦泉寺という地名は、白鳳時代の昔、ここに秦泉寺という大きなお寺があったらしいことから来ちゅうといわれちょります。海岸線に面した大きなお寺は、この辺りにかなりの実力者が居ったことを物語っちゅうがですね。
今、ひまわり太郎の実家は、この写真を撮りゆう、山裾の方に移っちょります。高知市の条例で「里山」第一号に指定された「秦山(はだやま)」の山裾。大正11年、この場所で牛舎を建てて牛を飼い始めたのがひまわり乳業のはじまり。その牛舎の脇には奇麗な水の出る井戸がありました。高知城下の3大名水のひとつ、「秦泉寺の水」です。