鏡川、潮江橋と天神大橋の間の桜〔1073〕2006/03/24
006年3月24日(金)うららかに晴れちょります
卒業式の季節。昨日、ひまわり太郎Jr.たちが通う小学校も卒業式でした。電車通りで、卒業式帰りの卒業生を見かけましたが、あれですね、卒業式はなかなかりぐった服を着るようになっちゅうがですね。びっくりするくらいりぐっちょります。音楽会とかの時は、全然りぐらんづくとに普段着で出演しゆうに、卒業式は別格。おもしろいですね。ひまわり太郎が子供の頃は、卒業式や音楽会には、どのイベントにもそこそこにりぐった服を着よりましたので、着る服はおんなじでした。時代は変化します。
卒業式といえば桜を連想します。穏やかな春の日差しの下で花びらを散らす桜。
高知市内では、場所によってはそろそろ満開。ここは、鏡川、潮江橋と天神大橋の間の南岸。ここの桜はいっつも早いですね。今、見事に咲き乱れよります。
この左に、マンションが建ちました。ここは、醤油などを醸造する会社の土地。この南に、現在も工場とお店があります。
この工場を繁栄に導いたのは、服部久吉さんという偉大な人物。明治15年生まれで、税務署で酒の鑑定の仕事をするうちに技術を取得、高知に戻って県職員として醸造を指導、現在の土佐酒の基礎を築きました。
土佐酒と言えば端麗辛口。すっきり飲みやすいのが身上ですが、それまでの職人的製造を科学的に解明、県内の酒蔵を指導して、灘の酒に負けない土佐酒の味をつくりあげました。昔は、高知の料亭では灘の酒を出しよったそうです。高知の酒はランクが下に置かれ、一流料亭では使われんかったそうです。
が、しかし、服部久吉さんたちの努力の結果、土佐酒のレベルも上がり、ステイタスも上がって、今に至っちゅうのであります。今、高知の料亭で土佐酒を出さん店があったらビックリしますよね。