はりまや橋交差点、西武百貨店、武藤致和さん〔1062〕2006/03/13
2006年3月13日(月)晴れちょります!
今朝はちくと冷えました。高知市内の最低気温は2.7℃。このところぬくかったですきに、冷よう感じますね。
山は雪みたいです。もうお彼岸も近いというのに、四国山脈では雪が降っちょります。高知県長岡郡大豊町岩原という、徳島との県境に近い山奥に実家がある弊社総務課長S氏は、週末を利用して岩原の実家へ帰っちょったそうですが、今朝、家を出ようとすると雪がこぢゃんと積もっちょったそうです。で、他の車が少し通って道路の雪が溶けてから出て来たので、会社が来るのが遅うなった、と、おっしゃっておりました。
ここははりまや橋交差点。新しく、交差点の西に出来た「はりまや橋」電停から夜明け前の東の空を撮影してみました。この時間帯は、美しい朝焼けの空とライトの点いた電車や車が輝いてキレイでございます。
右手の工事中の建物は、解体中の旧高知西武百貨店ビル。何度もご紹介したように、ここには土佐電鉄(とでん)のバスターミナルもありました。今、徐々に解体がすすみゆうところ。屋上の大きな大きな看板も取り外されてスッキリしちょりますな。この建物の南には、江戸時代、美濃屋という豪商が住んでおりました。色んな商売をしよったみたいですが、美濃屋7代目の武藤致和(むとうよしかず)さんは、薬種業などを営んで栄え、町年寄をつとめ、お金を寄付したり貧民救済をしたりと、かなりボランティアチックな人物だったようです。60歳を超えてから、土佐の歴史や地理などを研究、資料を蒐集して「南路志(なんろし)」という超一級の歴史書120巻を編纂した偉大な人物。編纂に8年かかったそうですが、私財を投げ打っての事業やったので、美濃屋の家産は傾いてしもうたそうです。
が、現在、この南路志のおかげで土佐の歴史風俗地理などを詳細に研究できるのであります。もっと光を当てんといかん偉いヒトです。