高知城丸ノ内緑地、土佐二十四万石博会場整備に思う〔1041〕2006/02/20
2006年2月20日(月)雨がシトシト
今日の高知は雨模様。シトシトと降り続く春の雨。
さて、昨日は姫路城からお届けしましたので今朝は我が自慢の高知城から。ここは、お城の南東部、丸ノ内緑地へ渡る橋の袂。前方中央部の木の上に、天守閣の屋根がちょびっとだけ写っちゅうががわかりますですろうか。
ご覧の様に丸ノ内緑地は「土佐二十四万石博」会場になるため、現在立ち入り禁止で工事中。NHK大河ドラマ功名が辻にあやかっての観光施設ですね。これについて、先日の高知新聞に高知出身の小説家坂東眞砂子さんが思い切り歯切れよく書きまくりまして、今、高知では結構議論が沸き起こっちょります。
NHKの尻馬に乗るアホタレみたいなことを書いちょりましたね。是非はともかくなかなかの問題提起をしてくれました。
ひまわり太郎は、ここにこのような会場をこさえて観光客誘致を図るのには「反対」です。答えは簡単。何千万円かかけて、ここに、終わったら取り壊すパビリオンを建設、旅行代理店はこの博覧会と引っ掛けてツアーを組み、観光客が押し寄せてガッポガッポ、てな構図でしょうが、これ以上偽物つくってどうするがやろう、というのが正直な所。大河ドラマにまつわる展示をするがやったら既存の施設でどこぢゃあちできますし、資料展示のパビリオンは、向こうに最もふさわしい、今は殆ど何も展示されずにガランドウになっちゅう建物が見えゆうやないですか、天守閣。そして「本物」の力で、リピーターとなる観光客様をお誘いする、おもてなしをする。
観光のツアーを組むのに、こういったイベントや施設を必要とする、という意見がありますが、もっと「本物」を丁寧に地道に発掘、アピール、ブラッシュアップする方が未来に為になると思うのであります。