四万十川、台風14号の爪痕〔877〕2005/09/09
2005年9月9日(金)中村も晴れちょう
昨日から中村(現四万十市)に来ちょります。ひまわり乳業中村工場のある、高知県西南部の中心都市。市内を四万十川が流れる美しい小都市ですが、こないだの台風14号では、かなりの被害を被っちょります。
四万十市は、中村市と西土佐村が合併してできた新しい市ですが、特に旧西土佐を中心に、大雨で冠水、2階まで水の来た地区もあったようです。弊社のお客様でも、2階の座敷まで冠水した方がいらっしゃいます。ホントに大変な台風でした。衷心よりお見舞い申し上げます。
四万十川流域は、川の増水で、いたるところ生々しい爪痕が残されちょります。こんなところまで、と、ビックリするくらい高い所まで増水しちょったみたいです。
ここは、いつも走ってくる「佐田の沈下橋」。市内中心部、赤鉄橋から約6km上流に架かる美しい沈下橋。まだ、水量はかなり多く、濁った水が激しく流れよりました。普段の水量は、8月5日のにっこりをご覧頂ければわかります。反対側からの撮影ですが、この辺りはかなり浅瀬になっちゅうことがおわかり頂けると思います。
で、どこまで増水しちょったがでしょうか。橋を走るひまわり太郎の頭上遥か、木に白いゴミが引っ掛かっちゅうがが見えますね。その、まだ上まで増水しちょったがです。この対岸の堤防の上には数センチ泥が堆積したままで、かなり高い堤防を越え、向こうの家や畑まで濁流が押し寄せちょったことがうかがわれます。すごいです。今日も早朝から、皆さん後片付けに忙しそうでした。
昨年の10月30日のにっこりで、昨年の増水の模様をレポートしましたが、今年は、それを遥かにしのぐ水量やったそうです。自然の猛威。
極端な環境になりつつあるのが実感される今日この頃ですね。