土電安芸線LRT物語〔8211〕2025/10/08

2025年10月8日(水)晴れ!
昨日、1990年代以降につくられた鉄道路線は基本直線が多くて、スピードが出せるようになってるだろう、みたいな話を書いたけど、ごめん・なはり線もやはりそう。この直線感、この真っ直ぐ感、このストレート感、どうでしょう。これ、2700系なら時速130kmだせそうな気がせんでもないよね。妄想が膨らむぞ、これは。
このごめん・なはり線が、昔の計画にあったように、徳島とつながるルートだったなら、その速達性はかなり魅力的だったのかも知れません。さてさて、どうなんでしょうね。ほくほく線や智頭急行は、国鉄では採算が見込めないことから第三セクターとなり、その速達性、利便性で、魅力を追求したけど、ごめん・はなり線が自動車に勝てる魅力って、何なんだろう。ほとんどの駅を高架にしてしまったので、昔の土電安芸線のように、芸西の園芸野菜を運ぶ貨物列車を走らせることもできんしね。
ここまできたら「たられば」やけど、僕の妄想にしばしお付き合い下されば幸甚です。「土電安芸線LRT物語」。
直線、高架、といった技術でスピードを狙うのではなく、あくまでも土電安芸線をブラッシュアップする方向を狙っていたら。
電車は地上を走ることになってだでしょう。車両や線路を改良し、低床型のLRTを安芸、そして室戸まで延伸する。高知市の中心部からLRTでそのまんま、後免町、野市、安芸、室戸へとつながるのだ。そして立田駅からは弊社の前を通る空港までの支線を走らせる。堀詰、はりまや橋からLRTで高知空港へ行ける訳やね。
そして未来のモーダルシフト、モーダルコンビネーション社会の中で、県東部の野菜や果物などもかも貨物列車で運んでしまおうではないか。貨客混載でもいいしね。
といった、そんな未来があったのかも知れません。ないけど。
スピードと言えば、青函トンネル問題。現在の青函トンネルは、新幹線と貨物列車が共用。毎日26本の新幹線と50本の貨物列車が走っておる訳やけどます。新幹線より貨物列車の方が多いのだ。で、高速の新幹線とすれ違う際の風圧で貨物列車が脱線しないよう、新幹線は時速160kmに減速して走ってます。これをどうするか、という議論の中で、「新幹線の高速化のために貨物列車を廃止した方がいい」などという声が経済界にある、といいます。実に、実にまっことケシカラン。まさに、目先しか見ていない。そんなに急いでどこへ行く。
将来の国家像を考えるに際しては、地球環境への配慮や労働力不足への対応が欠かせない。コンパクトで住みやすい、そして夢のある国を目指そうではありませんか。
はい。妄想です。かつての高度経済成長時代に、鉄道も四国8の字ルートを目指し、高速輸送を夢見たのは、そんな時代だったから。今一度、高度な「社会学」として未来の交通インフラを考えたい。
と、まあ、話が大袈裟で収集つかなくなってきたので、これっぱあにしちょきます。仕事しなくっちゃ。
写真は、今朝、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の和食駅に到着する列車。通学の学生さんがたくさん。この向こうの直線、時速130kmでぶっ飛ばせますね。
色々書いたけど、今のごめん・なはり線の景観は、すごい。素晴らしい。それぞれに良さがあるので、それをどうやって活かしていくのかが、問われています。