4コマ漫画とセンス〔8147〕2025/08/05

2025年8月5日(火)晴れ!
昨日から少し雲が多めの高知県地方。でも、暑いです。湿度も高いので、今日はまた、蒸せるねー。
今年の「まんが甲子園」は色々あったみたいやけど、子供達は一生懸命頑張った訳で、色々言うのは差し控えたいですね。
「まんが甲子園」は、与えられたテーマで一枚の漫画を描くという独特のスタイル。独特のジャンルと言うてもいいでしょう。日本では、通常はあんましみないスタイルですよね。明治期のビゴーの風刺画の系譜でしょうか。
日本で一般的なマンガのスタイルと言えばストーリー漫画でしょう。朝ドラ「あんぱん」に作品が登場してきている手嶌治虫くん、つまり天才手塚治虫が確立したと言うても過言ではないストーリー漫画。
そして、日本独自の文化とも言えるのが、4コマ漫画。特に新聞の四コマ漫画は、日本人にとっては当たり前のもので、新聞には四コマ漫画があるもの、といった感覚だと思います。
ネットで検索してみると、江戸時代から起承転結の4コマ漫画のルーツみたいなのはあったけど、現在の新聞四コマ漫画の発祥は、大正12年(1923年)に東京朝日新聞で始まった「正ちゃんの冒険」だという情報がでてきます。毎日新聞に連載する4コマ漫画のはじまり。ただ、「正ちゃんの冒険」は、4コマやけど連載ストーリーみたいになってた、とも書いてますな。同時期に報知新聞で始まった「のんきな父さん」も人気となり、新聞各紙で4コマ漫画が始まった、とウィキに書いてます。
戦前の4コマ漫画を代表する作品としては、我らが横山隆一先生の「フクちゃん」が挙げられるでしょう。柳井嵩くん、つまりやなせたかし先生も、横山先生の影響を強く受けてますよね。
現在、高知新聞では「きんこん土佐日記」。地元の漫画家、村岡マサヒロ先生の手による「きんこん」は、2004年に始まってるので、もう21年連載してます。すごいね。歴史は、このにっこりひまわりと同じくらい。比べたらいけませんが。
僕は「きんこん土佐日記」のセンスが大好き。以前、弊社の「ひまわり牛乳」のパッケージに、オリジナルストーリーを書き下ろしてもらったこともあるくらい、大好き。たぶん、地方新聞でこれだけセンスのいい4コマ漫画を掲載している例って、ない。絶対にないと断言できるくらい、絶大にして圧倒的な信頼がおける、村岡先生のセンス。
4コマ漫画の王道のようなオチ、地元ニュースネタのオチなど、オチの種類も多彩。今朝のもまた、村岡先生独特の、他に類例のないようなオチ。村岡ワールド。いい。とても、いい。あんまし良かったので、昨日に引き続いての新聞ネタになってしまいました。
隣に、高知市が「こっち!こっち!」というキャッチコピーを発表した、という記事。さあ。バズるでしょうか。
こういった言葉のセンスって、大切だよね。
センスがいい言葉やストーリーに触れると、嬉しくなります。
センスに欠ける僕は、五台山展望施設のネーミング募集に応募したけど落ちてしまいました。はい。センスは大事です。