物部川の濁水とシカとクマ〔8129〕2025/07/18

2025年7月18日(金)豪雨のち曇り
よう降ったねー。明け方、出勤してくる時は大雨。今は青空も少しだけ顔を覗かせ、クマゼミも起き出してきました。雨のピークは過ぎたようで、また、暑い夏が戻ってきます。善き哉善き哉。
写真は今朝の物部川。会社裏手の土手上から撮影。いつもは川が流れていないところにも濁流が押し寄せてます。よう降りましたきんねー。
幾度も書いてきたけど、物部川、こんな感じになると濁りが長引いてしまいます。それは、上流のダムに堆積した土砂が攪拌される為。ダム湖に堆積した夥しい土砂は、濁水の原因にもなるし、ダム貯水量を減らすことになって治水機能も低下させてしまいます。解決するには土砂を取り除く必要があるけど、これはなかなか大変だ。
土砂堆積の原因は色々と言われてますが、シカ害説は結構有力。三嶺のシカ害は有名やけど、物部川上流域の山々でシカによって樹々が食い荒らされることで山の保水力が低下、山肌の土砂が雨に流され、物部川へと流れ込んでいるのではないか、と言われております。
最近三嶺には登ってないけど、登ると必ずシカには出逢いますきんね。
四国山地の山中で出逢う動物は、シカやイノシシ。カモシカに遭遇したことも、あります。三嶺につながる剣山系にはツキノワグマも居るようですが、まだ、遭遇したことは、ありません。四国の山で熊に襲われた、みたいな話は聞きませんねー。どうやら20頭前後は生息しているようやけど、絶滅が危惧されるということで、保護の対象になっている四国のツキノワグマ。
三嶺とかを単独登山してて、そんなに危ない目に遭ったことはありませんね。道に迷って雨が降り出し、ドキドキしたことはありました。そうそう。三嶺登山で一番危なかったのは「さおりヶ原トイレ監禁事件」でしょうか。そんなこともあったねー。
今、東北でツキノワグマ、北海道ではヒグマの被害が頻出しています。これはなかなか、怖い。クマは、一度覚えた味を忘れずに再度襲う、という習性もあるようで、本当に恐ろしいね。大自然と共生していくことの難しさ。
四国山地では、クマは保護してシカ対策。この濁水が長引かない為にも、シカ対策。はやく濁りが引くことを祈るばかり。