今朝もひょうてんか〔7986〕2025/02/25

2025年2月25日(火)晴れ!
ひやいねー。今朝、家を出るときの車載外気温計は、-3度を表示してました。フロントガラスも真っ白くカチバリついて、それが融けるまでは出発できなかった冬の朝。融けるのを待ってる間に撮影しました。
昨日は、山間部では大雪。母が雪を見たいと言うので、大豊から大歩危方面へ、車で行ってました。国道32号線沿いは、完全に「雪国」。高知県人には珍しい非日常感あふれる風景ですが、北国の皆さんは大変。今年の冬は、前半は暖かくて雪も少なかったみたいですが、後半になって雪がたくさん降りました。雪かきなど、ご苦労様です。
こないだ、雪の倉吉で朝を迎えたとき、早朝からあちこちで皆さんが雪かきする姿を見て、「雪国の皆さんは大変だなー」などと実感したことでした。南国育ちはお気楽なもんです。申し訳ございません。
今朝の高知市も氷点下。気象庁の今月のデータを見ると、今朝で14回目の氷点下。つまり、月のうち半分は氷点下になった、という訳だ。2月ってこんなに冷やかったっけ、と思い、過去データを見てみました。
昨年2月、そして一昨年2月の高知市は、一度も氷点下を記録してないではないか。そう。今年の2月は特別に冷やかったのでした。地球の温暖化は進んでないのか?
いや、そんなことはありません。一年一年の気温には、上がったり下がったりがあります。それを長いスパンで見ていくと、やはり、温暖化は急激に進んでいるのは、間違いない。
100年前、1925年2月の高知市の気温は、これ。最低気温を見ると、今年2月よりも低い日が多い。翌年2月がこれで、翌々年2月が、これ。戦前でも、年によってバラツキはあり、1930年(昭和5年)なんぞはこんな感じで結構暖かい2月やけど、幾日かは氷点下になってます。そう。高知市の2月で氷点下にならない、などということは考えられなかった100年前。地球は、確実に温暖化しています。
現生人類って、あとどれくらい文明を維持し、種としての繁栄を享受できるんだろう。たかだか、数万年の歴史しか持たない人類の将来は。過去の地球で幾度も起きた大量絶滅は、地球環境の激変や小惑星の衝突などが原因やった訳やけど、今、地球では、人類という種によって引き起こされた大量絶滅が始まっている、とも言いますね。その「絶滅」に、人類の文明や人類という種が含まれないと、誰が言えよう。
その頃には自分は生きてないから関係ない、などという人や、地球温暖化は起きていない、という輩や、温暖化は人類に恩恵をもたらす、などと言う人々が極端に増えないよう、そろそろこのネット社会の仕組みも考えんといかん時期にきていると感じます。
ひやい話でした。一昨日から昨日にかけて、土讃線では、高知行きの特急南風が阿波池田で運転を打ち切り、車内で100名が一夜を過ごしたとのこと。大変でしたねー。線路の倒竹と接触しながら遅延して阿波池田駅に到着したものの、そこから先にも多数の倒竹が見つかったことから、運手打ち切り。雪の重みで竹が倒れたんでしょうね。普段降らないような大雪で、竹も大変やった訳だ。さっき、鉄分の濃い知人のIさんからメールがあり、息子さんと「週末乗り放題きっぷ」で楽しんだ帰りに、その事件に遭遇したとのこと。大変でしたね。ご苦労様です。Iさん、メールには「鉄道マニアとして貴重な体験」と書いてます。困ったもんだ(笑)。
天気予報では、もう、さすがにこんな冷え込みになることはないみたい。高知市の氷点下も、今朝が最後でしょうか。
そして、やっと、春へ。