寒波、新聞、頼朝、落書き〔7985〕2025/02/24

2025年2月24日(月)小雪舞う朝
もう、2月も下旬というのに、今朝は高知市内でも小雪が舞ってました。今まで何度か「この冬最後の冷え込み」と書いてきたのは、今流行りのフェイクニュースでした。ごめんなさい。でもまあ、間違いなくこの寒波が最後でしょう。もう3月が、そこだ。
そんな訳で今朝も、本州方面への配送段取りが大変。担当者さん、バタバタ。高知自動車道も国道32号線も積雪通行止めになっておったけど、さっき(朝6時過ぎ)、国道が開きました。良かったー。これで随分と違います。地球のやることには逆らえんので、上手に対処していくしかない、冬の朝。
国道が開いたので、落ち着いて新聞読んでます。日経新聞で一番先に読むのは、この文化面。なかなか面白いテーマがあったりします。今は「男が横たわる時」という絵画の連載をやってまして、よく見慣れた肖像画が載ってました。誰でも教科書で見たことのある肖像画、「伝源頼朝像」。
最近は有名な話やけど、この肖像画、実は源頼朝ではなくて、頼朝よりは150年も後の足利直義像であることがわかってきてます。ほぼ、確定。足利直義というと、足利尊氏の弟で、高師直と観応の擾乱で戦い、尊氏に敗れた武将だ。
今、足利直義のウィキを見てみると、この「伝源頼朝像」が表示されるようになってます。教科書の「源頼朝」は、現在は甲斐善光寺の木造が掲載される場合が多いんだそう。なるほど。
僕ら世代にとって、この肖像画は、落書きする為の肖像画だったと言っても過言ではありません。この肖像画に落書きをしたこと、あるよね?みんな。僕も、やりました。教科書落書き界では、聖徳太子と並んでトップクラスのテンプレートだったと記憶します。懐かしいねー。いや、ザビエルとか夏目漱石とかも落書きしたけど。
あと、これもまた落書きテンプレートで有名やけど、僕らの頃の教科書に載ってた足利尊氏の肖像画。あれも、実は尊氏のものではなくて、高師直か高師詮のものというのが有力になってるよね。
更に言えば、上に書いたように「伝源頼朝像」と並ぶ教科書落書きテンプレートである聖徳太子像も、聖徳太子ではないのではないか、とも言われてます。これはまだ諸説あるみたい。なので、今の教科書にも載ってるんだと思います。
それにしてもひやい。でも、天気予報見たら、ひやいのは明日まで。明後日からは気温も上がり、高知も一気に春へ。「土佐のおきゃく」を初めとして、たくさんのイベントが控えてます。それまでには、春になるでしょう。なってもらわんと、困る。楽しみ楽しみ。
それこそ、この冬最後の寒波が、無事通り過ぎていきますように。