新改から美良布へ〔7689〕2024/05/04
2024年5月4日(土)晴れ!
良いお天気。暑いねー。早朝は涼しかったので、会社へ行って草刈りなど。で、高知駅6:27発の各駅停車に乗って土佐山田駅。で、阿波池田行き各駅停車に乗り換え、新改駅へ。
相次ぐダイヤ改正の結果、午前中、高知駅から阿波池田駅まで行ける各駅停車がなくなりました。土佐山田駅からの1本だけ。新改駅に掲示してある発車時刻表を見ると、なんと、新改駅に停まる汽車は、午前中は1本だけ。今朝、僕が乗ったやつ。びっくりやねー。
土佐山田駅からの乗客は、そこそこ。でも、新改駅で降りたのは僕だけでした。その汽車が行ってしまうと、静かな静かな新改駅。なんせ、午前中はその汽車しか来ないので、行き止まりの新改駅に来る人も、いません。
今朝は、まず、以前に行ったことのある大法寺観音堂へ。あのときも5月でした。今回は1人なので、途中、枝道を探検してみたり石積みを見てみたり、と、ひねもすのたり。写真はその大法寺観音堂。この近くに、以前にも書いたように「伝武田勝頼墓所」というのがあります。
そして、その時にも書いたけど、戦争末期、この周辺に帝国陸軍第55軍司令部が置かれました。第55軍が編成されたのは昭和20年4月8日。米軍の本土上陸に備え、四国南岸上陸を想定しての、編成。で、四国山中であり新改に司令部が置かれたのが昭和20年6月末。もう、戦争も最終盤。
ほとんど大将に近い中将が司令官で、将官佐官がたくさん、山中にやって来たのでした。なので尉官などは子供に馬鹿にされていた、という話も伝わる新改。
その司令部の痕跡は、なかなか見当たりません。司令部があった期間も短かったしね。
で。今朝は、大法寺観音堂から山道を下ってみました。恐らくは、電源開発か四国電力の鉄塔保守の方以外はほとんど通らなくなっている、荒れた山道。蛇を踏んだりしないよう、慎重に藪を漕いで下りました。山を降りると、そこは「大法寺」の集落。そこからJRの線路を抜けて東へ行くと、大平。その東を流れるのが物部川。
物部川を遡上、杉田ダムを過ぎたところにあるのが、クラフトビールで高知で一番成功されているTOSACOさんの工場と、ビアスタンドがあります。今日の最終目的地は、そこ。
今、杉田ダムの休憩所でこのにっこりを書いてます。これを仕上げて、心置きなくおいしいクラフトビール飲んで、バスと汽車で帰りましょう。
歩いたことのない山を歩き、汗をかいて、おいしいクラフトビール。
なんという贅沢な休日。