あかおかえきんさんと始発列車〔7495〕2023/10/23
2023年10月23日(月)晴れ!
寒いねー。ひやい。爽やかな冷風が吹く、月曜日の朝。
ここは土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の、赤岡駅。始発列車が、東からホームに入ってくる風景。そう。今朝もやなせたかしさんネタなのだ。
ごめん・はなり線には、各駅に、それぞれキャラクターが設定されています。こんな感じで。「ごめんえきお君」から「なはりこちゃん」まで全部で21キャラクター。「ちゃん」とか「君」とかが多いけど、「さん」も3駅ありますね。「ごめんまちこさん」「あなないなすびさん」と、ここ赤岡の「あかおかえきんさん」。もちろん、幕末に活躍した絵師「絵金」こと、弘瀬金藏さんが赤岡の住人だったことに由来する訳でございます。
やなせ先生の地元愛は、強い。父親の実家が在所村(香美市香北町)の旧家で、5歳の時に父を亡くした後から高知で暮らしました。高知県立高知城東中学校(現追手前高校)を卒業するまで。城東中学では、僕の父の9学年先輩になる訳だ。
その後、高知新聞さんで働いたりもしているので、高知には縁が深い、やなせさん。奥さんも、高知新聞の同僚だし。
そんな訳で、アンパンマンが大ヒットして大御所になった後も、高知のためにできること、なんでも献身的にやってました。恐らくは、このキャラクターデザインを考えたのも、ほぼボランティアだったと思われます。とにかく「いいひと」で「やさしく」て、高知愛が強かったやなせ先生。あかおか駅には、やなせ先生への感謝の気持ちを込めて、こんな展示が行われてます。ご存知でした?
今朝の車両の2両目には、このキャラクターが帯状に描かれています。可愛いけど、そんなには目立たない。そこで、再来年の朝ドラに向けて、アンパンマンにちなんだラッピング車両にできたらいいねー。車内も、全部、アンパンマンとごめん・なはり線のキャラクター。ディズニーランド走ってるモノレールみたいに。お金かかるけど、そこはクラウドファンディングだ。高知県人に声かけたら集まるかも、知れません。知らんけど。
あかおか。赤岡。以前、その地名由来を調べてみたけどわかりませんでした。今朝、今一度調べてみると、蛇行する香宗川に挟まれたこの部分、ここが「中岡」と呼ばれ、その岡が赤土だったから「赤岡」になった、とありました。なるほど。江戸時代に商業の街として発展した赤岡は、中岡だったのか。
ごめん・はなり線が開通してから21年。なので、キャラクターも、21年目を迎え、現代の現実とは少しずれたものも、あります。が、それはそれ。やなせたかしさんの想いですもの。これからも残していって欲しいね。
「ちゃん」でも「君」でも「さん」でもないキャラクターが一人いますが、その話はまた今度。さあ、仕事仕事!