長浜ラーメンと社会の変化と環境問題と人口問題〔7476〕2023/10/04
2023年10月4日(水)薄曇り
福岡へ出張に来ると、早朝長浜ラーメン率が異常に高いことに、今、気が付きました。僕の中で「福岡」「博多」というと、まず思い浮かぶのが長浜ラーメンということ、らしいです。
昨日夕刻の飛行機でやって来ました。JALの高知福岡便。で、天神界隈に泊まってまして、朝5時に起き出して長浜までのRUN。もちろんお目当ては、4年前にもお邪魔した「元祖長浜屋」さん。今、ネットで調べると「ガンナガ」と呼ぶらしいね、通は。知らんけど。
今はネットで情報が調べられるので、あまり慌てませんでした。最初に行った頃は、お客さんのみんなが「カタ」とか「ナマ」とか、店のどこにも書いてない意味不明の符牒で注文するのに焦ったけど、今朝はまるで常連さんかのように「ナマ」と注文できました。
4年前と同じ「元祖長浜屋」さん。あの時は、今思い返せばコロナ直前。ギリギリのタイミングやったねー。
4年前にも書いたけど、長浜ラーメンを初めて食べたのは大学生の時。卒業旅行で、東京からレンタカーに乗って九州までやって来た時だ。このにっこりでの初出は2004年11月。ああ。もう、19年も前。
その後、2008年、2013年と、食べてます。2013年の写真では、長浜屋台の朝の風景を紹介してますね。毎日屋台が設営され、朝になると綺麗さっぱり撤収されている、見事な長浜屋台の風景。ところが2019年に紹介した際には、色々あってなんと4軒まで減ってしまい、存続の危機にあるみたいなこと書いてます。行政指導が厳格化された悲哀。
ところが。今朝、調べてみますれば。その風前の灯だった長浜屋台が徐々に復活しつつあり、現在は9軒まで増えているとのこと。やっぱしね。人類は、屋台が好きなのだ。
人類と言えば。今、「気候崩壊後の人類大移動」という本を読んでます。近い将来、地球の急激にして劇的な気候変動により、10億人規模の移住を迫られるようになる、という衝撃的な内容。
衝撃的やけど、考えてみたら、人類は太古の昔から、地球環境の変化に対応して移動を繰り返し、文明を育んできた歴史を持ってます。それで言えば、当然のことかも知れないね。
その本は、差別や偏見を取り払い、移民の受け入れや移住障壁の撤廃こそが、地球の未来を切り拓く鍵である、と述べています。なるほど。
ガンナガの、4年前との違い。その、きれいな店内で仕事する6名のホール係の若者は、全員、アジア系の外国人になっていたのでした。人口が減少するニッポン。しかも、圧倒的に若者が少なくなってゆくニッポンでは、働き手の確保が本当に重要な課題になってます。東京でも、福岡でも、そして高知でも。
東南アジアなどは、今後、温暖化が進むと住んだり働いたりするのがとても難しい環境になっていく。しかも、人口は、多い。そういった人々が北へ北へと移住するのは動物としての必然で、人口の社会減と労働力不足が問題となるニッポンとかで仕事する、つまり、現在の日本人に溶け込んで行って新しい日本人ができあがっていく、という未来は、アリなのかも知れません。
地球の寒冷化によって大陸から南下し、日本列島に渡ってきた人たちが先住の縄文人に溶け込み、新しい日本人ができあがってきたように。
長浜ラーメン食べながら、妄想しました。
さあ、そんなことより仕事仕事!