四万十市、安並の水車群〔742〕2005/04/27
2005年4月27日(水)四万十市も快晴!
今朝は四万十市。ひまわり乳業中村工場が所在する、土佐の小京都と言われる古い町。こないだまで中村市やったんですが、北の「西土佐村」と合併して「四万十市」になりました。で、市内中心部、中村市が出来る前に「中村町」と呼ばれよった地区だけが、四万十市中村○○、と、かろうじて「中村」の地名が残ることになりました。ひまわり乳業中村工場は、市内中心部、旧中村町にあるので、「四万十市中村一条通り」になりました。
しましまあ、なんでもかんでも四万十。あんまりにも安易なんで、いやんなってきますね。四万十川中流~上流域の「窪川町」「十和村」「大正町」は、来年合併して「四万十町」になります。ふう。
で、今朝はいつもの四万十川沿いぢゃのうて、その支流「後川(うしろがわ)」界隈をたつくってきました。
ここは、市街地から北へ、後川を渡った安並という地区にある水車群。藩政期初期に、野中兼山がこの界隈を農地にするための灌漑設備として整備したのが最初。秋田、安並、佐岡、古津賀の4つの村を灌漑する水路で、「四ヶ村溝」と呼ばれ、この水車群は一帯の水田を潤す施設として活躍しました。今はほとんどが観光用。4月24日のにっこりでは「実用に供されてない」と申しましたが、今朝見てみますと、下流の方のいくつかの水車から汲み上げられた水が、この道路右手の水田に水を供給、かろうじて「実用に供され」よりましたね。
「四万十」もエイですが、この古い歴史を誇る中村の様々な文化をゆっくり見るのも楽しいです。昨日は西土佐村へ行っちょりましたが、ここには土佐最後の秘境と言われる「黒尊(くろそん)」を始めとする時間の流れが止まったような風景が横たわり、頭をリフレッシュさせてくれます。素晴らしいですな。