とろみひまわりミルク・とろみひまわりコーヒー〔7340〕2023/05/21
2023年5月21日(日)晴れ!
昨日のにっこりで少しだけ告知させて頂いたのが、これ。
今日は、高知県栄養士会さんの総会にお邪魔してます。この7月1日に発売させて頂く弊社の新商品のご紹介、プレゼンなどをやらせて頂きに、来てます。高知市総合あんしんセンター。
厚生労働省のこのデータをご覧ください。「死因順位別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率」のデータ。これ見ると、僕のように60歳を超えると、死因の第4位に「肺炎」が登場してくること、わかります。90歳代になると第2位。肺炎は、高齢者にとってはなかなかに恐ろしい疾患。
この「肺炎」の中でも、「誤嚥性肺炎」というのは近年注とても目されてます。90歳代になると肺炎のほとんどが誤嚥性肺炎というくらいだと言われてますね。
この統計では、人口全体でも「誤嚥性肺炎」により死亡が6位になってます。これ見ても、近年注目されてきている疾患であることが見て取れますね。
では、その誤嚥性肺炎とはどういうものか。
年齢を重ねてくると、すべての筋肉が少しづつ弱ってきます。これは、気管、食道の筋肉も、同じ。口から入った飲食物は、喉を通り、そこの筋肉が収縮して食道へと導かれていきます。ところが、その力が弱くなると、飲食物と認識して食道へと導く筋肉の反応が遅れてしまい、間違って気管の方へと入ってしまい肺炎を引き起こす、という理屈ですね。つまり、水やお茶のような液体の場合は喉から落ちていくスピードが速いので、筋肉が間に合わなくなって気管へ入ってしまう、ということ。
この筋力の低下は、老化や脳血管障害による後遺症で引き起こされるんだそう。僕も、この年になるまでそんな理屈、知りませんでした。
そういう訳で、液体が喉から落下しているスピードを落とし、筋肉による峻別が間に合うようにする為に、お茶や味噌汁などに「とろみ」をつける、ということが行われるようになっています。今回僕が相談した県内の某総合病院でも、入院患者さんの3割は、なにがしかの「とろみ」をつけた飲み物を提供しているんだそう。
その病院で色々とお話する中で
「牛乳に市販のとろみ剤でとろみをつけるのは難しい」
「病院や施設でとろみをつけたものを摂取できても、退院などで在宅となった場合、家庭で手軽にとろみをつけるのは手間であるし、難しい」
といった課題が明らかになりました。あと、今ある「とろみ飲料」は、スポーツドリンクやお茶が主体で、あくまでも「水分補給」が目的であり、あまり美味しさが考慮されていない、というのもありました。嚥下機能が低下しても、昔から飲んできたものが飲みたいよね。
そこで、弊社では、「ひまわり牛乳」と「ひまわりコーヒー」にあらかじめ「とろみ」をつけた商品を開発し、販売することにしたのであります。病院や施設、デイサービスなどでのご提供はもちろん、お近くのスーパーや生協さんの牛乳コーナーで手軽にご購入できることを目指しています。牛乳売り場の横に、とろみミルクが置いてあるイメージ。また、弊社販売店網を利用しての家庭配達もできるので、退院などで在宅になった場合、ご家庭までお届けすることも、できます。
これは、日本でも初めての取り組みだと思います。これからの社会で、高齢になっても幸せにおいしいものを食べて暮らしていけることは、とても重要なことだと思います。
あと、これ、結構おいしいと評判で、嚥下対策ではなくても、普通に、いろんな利用ができます。例えばイチゴにかけてイチゴミルクにする、とか。あと、抹茶とかココアとかと混ぜておいしいスウィーツにもなるし、凍らせてミキサーにかければフラペチーノにも。
そんな感じの新商品。高知県栄養士会さん、今日は久々、4年振りのリアル総会とのことで、たくさんの会員さんが集まってます。そこで、この、新しい取り組み、新しい商品のご紹介をさせて頂いています。なかなかの反響。関心の高さが、よくわかる。
発売は、7月1日。また、折々に告知させて頂きますね。
また、発売が近づきましたら、弊社ホームページで、ご購入頂ける店舗なども掲載する予定です。ご期待ください!