伊尾木洞のオブジェはどこに〔7293〕2023/04/04
2023年4月4日(火)晴れ!
「らんまん」、始まりましたねー。我らが牧野富太郎先生の物語。朝ドラのテーマには、実にピッタリの、牧野先生のお話。今まで朝ドラでやってなかったのが不思議なくらい。昨日がその第一回目の放送で、なかなかに期待が持てる内容でした。いや、朝ドラの時間ってのは仕事してる時間。なので、朝ドラ観たのって数十年振りだと思う。会社の、僕の部屋の隣の休憩室にテレビがあるので、そこで、観ました。
第一話冒頭のシーンは、伊尾木洞でのロケ。いい場所、考えたね。あの、国道からしゅっと、住宅地や農地の真下なのに、広がる異世界。異次元空間のような幻想的な場所は、牧野富太郎物語の冒頭を飾るに相応しい場所でした。
なんであんな幻想的な海蝕洞ができたか、については、今度書きます。フィリピン海プレートの動きが醸し出した不思議な洞窟については。
今朝は、あそこにあった、それこそ「不思議」なオブジェの話。そう。伊尾木洞に初めて入ったのは、2007年3月のこと。まだ小学生だったJr.たちと、行きました。知らずに入って一番驚かされたのは、いろんなポーズの女の人の塑像があったこと。それも、何ヶ所かに、数体。一人で知らずに入ってあの塑像に迎えられたら、それはそれはビビりますよね。なぜ、あのようなオブジェが置かれていたのか。それは、謎だ。しかし、あの幻想的な洞窟の中に置かれることによって、不思議な雰囲気を醸し出しておりました。
この写真ではうまく伝えきれんけど、とにかく異世界のような異国のような、非日常空間を演出していた塑像の数々。
あの頃、まだ、伊尾木洞はあまり知られておらず、近くに駐車場もなかったマイナースポットでした。それが少しづつ知られるようになり、2017年に行った時には、歩きやすいような遊歩道がつくられてました。以前は、少し雨が降るとゾブって行かんといかんかったのに。そして、あの塑像たちも、撤去されてました。なんで撤去されたのかも、謎。僕は、あれはあれで好きだったのに。
そんなこんなで、「らんまん」のオープニング場面のロケに使われた伊尾木洞。とても良いオープニングだったと思います。観光客さんも増えるんでしょうね。
写真は、今朝、出勤途中に立ち寄った「ときわ公園」。ここにも、こんな感じの可愛らしいオブジェが数体置かれています。ここのは、まあ、可愛らしい。散り始めた桜の巨木と、可愛いオブジェ。風景によく溶け込んでます。
それにしてもあの、伊尾木洞にあった不思議なオブジェ、今、どこにあるんだろう。あれはあれであれなりに溶け込んでたのに。