朧月夜に春霞〔7266〕2023/03/08
2023年3月8日(水)晴れ!
高知へ戻ってます。昨日は伊丹空港からバスで新大阪、新幹線で西明石、在来線で舞子駅へと向かい、舞子駅からエスカレーターと階段を登って高速道路の「高速舞子」のバス停へ。で、ジャストタイミングでやってきた高速バスに乗って徳島。徳島で業界の会合を済ませて、高知へと戻ってきました。
一昨日昨日で、なんか、西日本をぐるぐる2周した感じ。でも、バスとかでは寝れるので、疲れてません。さあ、高知で仕事だ。
写真は今朝4時過ぎの鏡川。鏡川大橋北詰、堤防の上から撮影しました。満月が川面に映えて美しいねー。晴れてるので、あの満月の上に、デネボラ、スピカ、アークトゥールスの「春の大三角」が見えているはずなのに、見えてない。それは、霞んでいるから。春霞。その正体は、いろいろ。
植物の蒸散作用などで大気中の水分が増え、遠くが霞んでみえる。
春の低気圧により、大陸から黄砂が飛来して、霞む。
杉などの花粉が飛んで、霞む。
1番目やったらいいけど、そうでなければ、花粉症の皆さんにとっては辛いかもしれない春霞。ぜひ、ヨーグルトを食べてください。
そうそう。霞(かすみ)は昼間の呼び方で、夜は朧(おぼろ)と呼ぶのが、正しいらしい。なので、この鏡川の風景は、まさに朧月夜なのでした。
菜の花畑に入り日薄れ 見渡す山の端 霞ふかし
の歌は「朧月夜」で霞が深い情景。つまり、昼と夜の間。その霞とも朧とも言える情景を、美しく歌っているのでありましょうか。
今日は高知も20℃を超える予報。そして、花粉もすごいね。今がピーク。「朧月夜」がつくられたのは大正初期。その霞は、水蒸気の霞だったんでしょうかね。今は、PM2.5も飛んできたるするので、単純に美しさを愛でてばかりもいられない。
ともあれ美しい、春の朝。さあ。高知で仕事だ。