里山の風景と三宝山とアクトランド〔7102〕2022/09/25
2022年9月25日(日)晴れ
良いお天気。青い空には秋の雲。
今朝は、会社でひと仕事済ませてから、車で三宝山へ上ってきました。金剛山ね。かつて有料道路(龍河洞スカイライン)だった道は、近在の皆さんの絶好の散歩コースらしく、朝から多くの善男善女が歩いておられました。
昨日、南嶺を走ってて、粘菌であるマメホコリやツノホコリの撮影に成功したこと、書きました。子実体は、注意して倒木とかを観察すれば、結構発見できます。が、子実体になる前の、あのアメーバ状の変形体って、なかなか僕ら素人には見つけられない。以前、三宝山の道路脇で、一度、黄色いアメーバ状の変形体を見つけたことがあったので、探しに行ってみた訳です。が、世の中そんなに甘くは無くて、見つけられませんでした。
仕方ないので、その道路から香長平野、高知市街方面を撮影。高知の市街地が白く輝いて、美しいね。その周囲に里山の数々。手前にこないだご紹介した介良山。小富士山。潮見台の団地を挟んで鉢伏山。小富士山の右手には高間原山。
左に南嶺も見えてますねー。でもね。幾度か書いてきたけど、ここに見えてる里山で、頂上からの眺望が360度の山って、ありません。皆無。高見山が見えてたら唯一の山やけどね。
里山は、かつては全部、高見山のような姿だったと思われます。それは、都市近郊の山の樹々は、肥料や燃料として使われまくったから。筆山も、今でこそ鬱蒼とした森の中に夥しい墓所が広がる山やけど、あの墓所は、元々は眺望の良い山の斜面につくられたものだった、と想像すると、昔の風景がわかってきますよね。
で、三宝山。以前、スカイレストやスカイパークがあって、切り拓かれた状態なので、珍しい眺望絶佳の山であること、書いてきました。正確に言うと、頂上付近は、森。その少し下の部分が開発されて、360度ではないにしても、なかなかの景観となっているのでした。あのスカイパークのジェットコースターからの眺めは忘れられません。軋むレールが怖かった。
あの西洋風のお城のような建物は、今でも平野からよく見えて、ランドマークになってるのはご承知の通り。あの廃墟で、今、再開発工事が行われているらしい。
工事看板によりますれば、事業名称は「創造広場『アクトランド』三宝山多目的広場造成工事」。なるほど。技研さんか。さすがです。全体の工期は令和3年4月1日から令和5年7月31日。来年の夏には完成する、らしい。
このにっこりでも、三宝山のてっぺん廃墟はもったいないね、と書いてきたけど、動き始めました。楽しみやねー。
この写真に写る山々も、いつか、山頂界隈の樹々が伐採されて眺望絶佳になると、いいね。そんなことを思う、秋の日曜日。