大晦日の日の出〔6834〕2021/12/31
2021年12月31日(金)晴れ
大晦日の日の出。最終日の出。
明日の初日の出とは違って、静かな静かな大晦日の日の出。物部川河口の久枝海岸。元旦の朝は、ご来光を拝みに来るたくさんの善男善女で賑わう海岸も、今朝は数人の釣り人だけ。でも、元旦だろうが大晦日だろうが、お日様は東の空から昇っていきます。神々しいねー。
そんなこんなで、2021年も今日で最後。明日からは2022年になる訳で、令和4年になる訳で、またひとつ、年齢を重ねてゆく訳で、みなさんにとって、2021年はどんな年だったでしょうか。そして2022年はどんな年になるのでしょうか。
僕らはいつも、「今」「現在」を生きていて、このにっこりを書いているのも正しく「今」。そうやって「今」を感じながら60年生きてきました。いつも、感じているのは、「今」。
近年、「時間は存在しない」とか「数学的な宇宙」とかの難解な本を読むにつけ、僕らの存在ってのはいつも「今」を感じている存在であって、物理的に言えば「時間の流れ」というのは存在していないのではないか、などと思うことがあります。時間ってのは、幻想に過ぎない、と。
そこで、昨日も少し触れた「福岡伸一、西田哲学を読む」みたいな考え方でこの世の中を捉えていく、というのが正しいのかも知れない、などと思ったりすることもある、今日この頃なのであります。
還暦を迎え、同級生には、そろそろ仕事をリタイアする者も現れ始めている昨今、「人生」とか「老い」とか、そして遂には「死」とかを考える年頃になってきました。物理学的に、とか数学的に、とか考えたら時間は存在しない、というのが正しいのかも知れんけど、確かに僕は「今」、存在して、「今」考えて、「今」、これを書いてます。
そして「今」、この美しい地球の夜明けを体感しながら「美しい」と感動しているのは、まぎれもない、僕の「今」なのであって、それを大切にしながら前に進んでいくのが正しい、というか、それしかない、と思ったりする大晦日の日の出。
ややこしいこと考えんでも、地球は美しく、僕はまだまだ未熟で、世の中知らないことだらけ。今年も、いろんなこと、知りました。そして、まだまだ未熟であり、知らないことだらけであることも、身に染みて理解が深まったのでした。
だから僕らは前を向く。だから僕らは生きていて、楽しい。来年、また新しいことを知ったりできたりできなかったりすることが楽しみで、ワクワクしています。
本年、大変お世話になりました。本当にお世話になりました。心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
そして、明日からの来年も、何卒何卒よろしくお願い申し上げます。良いお年を!