バイコヌール宇宙基地〔6701〕2021/08/20
2021年8月20日(金)
コロナでどこにも行けないシリーズ。
僕が嘗て行ったことのある場所を、Googleマップで再訪してみよう、という、まあ、どうでもいいような企画ですが、今朝はバイコヌールにしてみました。
そう。もう、15年も前になってしまった。弊社の乳酸菌を、ロシアのソユーズに乗せて国際宇宙ステーションに打ち上げ、旅をしてきてもらったのは、もう、15年前。バイコヌール宇宙基地で見たロケットの打ち上げは、人生観変わるくらいの衝撃でした。
バイコヌールは、カザフスタンの、アラル海の近くにある街。モスクワから、ボロく狭い飛行機で4時間くらいやったでしょうか。砂漠の真ん中の飛行場で、タラップ降りて建物まで、凸凹の路面を歩いて行くうちに、あまりに凸凹なのでスーツケースの小さな車輪が取れてしまったの、思い出しました。その飛行場は、たぶん、これだ。クライニー空港。こんな風景でしたもの。
で、泊まったのは、ゲストハウスみたいなこ綺麗な建物。早朝起き出して、真っ暗い中、近所を走ってきたけど、宇宙基地の近くなので、本当はウロウロせられんかったのかも知れません。基地から車が走ってきたので、急いで隠れたことでした。
こんな砂漠の真ん中みたいな所がロシアの、そして地球を代表する宇宙基地でした。
打ち上げたのは、たぶんここ。ロケットは鉄道で運ばれてました。ああ。もう15年も前のこと。
打ち上げ後、モスクワに帰り、クレムリンとか武器庫へ行きました。ソユーズが国際宇宙ステーションにドッキングするのを生中継で見たのは、モスクワのどこかの宇宙施設。
3月終わりのモスクワは、まだ氷点下。寒かった。
まだ小学生だったJr.1号は、たぶん、バイコヌール宇宙基地を訪れた最初で最後の日本人小学生だと思います。モスクワで、彼と二人で地下鉄に乗りまくったのも、楽しい記憶。地下鉄は地中の深い深いところを走ってて、一直線に降りていく長い長いエスカレーターが印象的でした。電車はボロかったけど、駅のつくりは、凝ってました。なんでも、地下鉄の駅が戦争になったときのシェルターになるんだそうで、なので深い深いところを走っていると、その時に聞きました。
もう、15年前か。
今も思い出す、バイコヌールの砂漠と、轟音を響かせながら真っ青な空へ吸い込まれてゆく、ロケット。
それは、この、ストリートビューのような風景だった。