レンガ積みと心意気〔6336〕2020/08/20
2020年8月20日(木)夏は続く
週末雨がきて、それから少し秋になるでしょうか。今日はまだ炎暑が続く予報。夏が暑いのは、いいと思います。夏ですきに。ただ、熱中症は危ないので牛乳飲むことは忘れられません。
そして今日は8月20日。
弊社のホームページ、オンラインショップでやってました「ご愛顧に感謝キャンペーン」も、いよいよ今日まで。本日中にオンラインショップにてご注文を頂ければ有効です。このマニア垂涎極レアコップを手に入れる、最後のチャンス。今日までですので、まだ注文されてない方は、お忘れなく!
厳正なる抽選をさせていただいて、このホームページ上で、当選者の発表をさせて頂きます。お楽しみに!
そんなわけで、夏は過ぎゆく。
高知県のほとんどの小中学校では、来週から2学期が始まります。まだまだ暑いので大変やけど、頑張ってくださいねー。我々も、頑張って給食の牛乳をお届けします。
これだけ暑いと牛さんも大変で、ここにきてかなり乳量、減ってきました。ホルスタイン種の乳牛は、ホルスタインという名前から連想できるように、起源はドイツ。そしてややこしいけどオランダ原産ということになってて、どっちにしても日本よりは随分と寒くて乾燥している地帯の、牛なのであります。なので、日本の高温多湿には、弱い。品種改良も進んだけど、基本、暑さには弱いので、夏になると乳量が減ってきます。そしてこんだけ暑いとね。乳牛さんも、大変なんです。
例年よりも早く2学期が始まると言うことで、全国的には、生乳が足りるのかどうか、心配されているところですね。酪農乳業ってのは、かなり微妙な需給バランスの上に成り立ってることを、今回のコロナ騒動で再認識したことでした。
弊社の生乳は今のところ潤沢なので、ご安心して、いっぱいどっさり飲んでください。なんせ、熱中症予防に牛乳は最適と志の輔さんも言うてましたし、科学的にも証明されてますので。
で、ホルスタインはドイツなのかオランダなのかでややこしいけど、昨日の旧川口橋のレンガの積み方も、フランス積みなんだけども元々はオランダ、ベルギーなんだそう。フランドル地方で、フランドル積みとも呼ぶけど、日本ではフランス積みの方が一般的だ。
そんな訳で、今朝は、赤岡の赤レンガ商家。高知にはレンガ積みの建物ってそんなになくって、ネットで調べたら、ここが結構有名な建物でした。ああ。レンガ積み。
赤岡の街は、藩政期から、物資の集積地、商業の街として栄えたことは、以前にも書きました。製塩、酒造、紺屋などなども盛んで、船問屋や商家も多かった。
その赤岡で栄えた商家、小松邸が、赤レンガ商家として街並みに彩りを添えております。
このレンガ積み。イギリス積みだね。この家のご当主だった小松与右衛門さんは、弘化元年(1844年)生まれで、明治23年に赤岡村の初代村長。この赤レンガ、積まれたのはいつ頃だろうか。建築年は、どこにも書いてません。アーチ入り口の角を丸めたりして、なかなかリグってます。レンガの積み方や建築様式で、推測できんでしょうかね。ここには明治初期の建造と推測されてるけど、どうなんだろう。
レンガ積みで有名なのは、横浜の赤レンガ倉庫ね。
なんとなく、横浜なので明治の初期に建てられたイメージあるけど、最初にできた赤レンガ倉庫2号舘は1911年竣工。明治44年。そう。こないだ書いた、吉野川橋と同じ時期のレンガ積み。そう考えると、あの吉野川橋って、すごいね。
そして東京駅のレンガ積みの駅舎は、大正3年。
そんなこんなに鑑みて、この商家のレンガ積みがもし明治初期だとしたら、なかなか貴重。イギリス積みだしね。レンガの積み方の話、どうでもいいですか?
こんなページを発見しました。
今度、イギリス積みとオランダ積みの違いなど、もっともっと探究してみたいと思いました。なかなか深い、レンガ積み。石積みも面白いけどレンガ積みも面白い。
それにつけても、このページにも、フランス積み(フランドル積み)は、化粧面の仕上がりが最も煉瓦らしく美しい、と書いてます。そして、手間がかかり工賃が高くなる、ときたもんだ。そんなフランス積みの橋脚を、昭和10年に立てた技術者の心意気。
世の中の風景には、それれぞれの人々の思いが込められています。この赤レンガは、どんな思いで、いつ、積まれたのか妄想してるうちに、暑い暑い夏も、瞬く間に過ぎてゆきます。