令和狸合戦ポンポコ〔5907〕2019/06/18
2019年6月18日(火)晴れ!
今朝も自転車出勤。お天気が続くので、ありがたいっちゃあ、ありがたい。気象庁の天気予報では、明日も晴れ時々曇り。と、いうことはだ。記録開始史上2番目に遅かった2017年の梅雨入り記録6月19日を、今年は追い抜く可能性、高くなって参りました。そうなると残るは1967年の6月21日という大記録更新なるか、という話題に絞られてくる訳だ。週間予報では、なかなか微妙ですが。
ともあれ、今朝、自転車出勤途中で撮影しました。
いやね、今朝は、ここの話を書こうと思った訳ですよ。舟入川蛇行の痕跡。
この、陸軍省測量部昭和8年修正の地図を見ると、舟入川、この部分で蛇行していることがわかります。今の城東病院さんの場所ね。S字に蛇行している舟入川。
この航空写真でも、蛇行の痕跡、見事によく残ってることが、わかる。今も公園になって残ってますきんね。現在は住宅が密集してきてるけど、川だった部分はなかなか風情のある緑あふれる公園になってます。
以前、1960年代の航空写真だと、田んぼの中に川の痕跡、という感じですな。でもはっきりクッキリ残ってます。戦後間も無く、1947年の航空写真を見ても、やはりこんな感じで痕跡になってるから、蛇行直線化工事が行われたのはそれ以前、昭和8年以降、ということになります。直線化して、川の流れをスムーズにしたかったんでしょうかね。
で、その蛇行部の写真を撮ってたら、目の前を猫が横切った。いや、違う。猫かと思ったら、タヌキでした。狸。立派な狸が、堂々と、まるで猫のように僕の目の前を横切っていくではないか。
思わず写真を撮ろうとしたけど、間に合わない。
そうするうちに狸くん、公園脇の道を渡ってマンションの方へ。今一度カメラを構え直して待ってると、エントランスの前を横切ったので、そこをパチリ。この、十字の場所ですね。
その後狸くんは、マンションの植え込み方面へと立ち去ってゆきました。
こんなところにも狸、居るんですね。なかなかの生命力だ。どこを寝ぐらに暮らしてるんだろうか。舟入川の南には、鹿児神社の山、高天原山などがあるので、あの山中でしょうかね。だとすると、舟入川の橋を渡って遠征し、食料調達に出かけてるのかも知れません。堂々と。
狸は、都市部でも人間と折り合いつけながら、生活できます。もちろん、以前は山中で、人をバカしたりしてた訳だけども。今、都会の狸は何を食べて、どんな暮らししてるんだろうか。と考えたのは僕だけではなくて、現在の上皇さまも、そうだった。以前にも書いたけど、皇居内のタヌキの糞を採取して分析し、その食性と生態を明らかにする研究してます。僕もそんな研究、してみたいけど、辛抱強くないので、無理ですね。
舟入川は流れを変え、田んぼは住宅地になり、風景はどんどんと変わってゆく。変わってゆくけど、里山(皇居を含む)が残る限り、狸はしぶとく生き抜いて、人間との共生を楽しんていっているんだと思いました。
そういえば、こないだ、会社の近くで道をイタチが走るのを見ました。
イタチが居たちや。