物部川増水、日の出〔555〕2004/10/22
2004年10月22日(金)ホントに雲ひとつない快晴
今朝は早朝から南国工場。お天気はと申しますと、雲一つ、本当に雲一つ見当たらない、素晴らしい快晴でございます。360度見回してみても、地平線の上にもどこにも雲が見えません。ちょっとないくらいの秋晴れとなりました。もう、夜明け前の真南の空には、冬の夜空を代表する「冬の大三角形」がドカーンっと輝きよります。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンですね。なかでも美しいのがシリウス。情熱的に美しく輝く、全天を代表する星でございます。
写真は、おなじみになりました、南国工場の東の土手を越えた物部川河川敷から眺めた朝日。本当にきれいでしょ?
この場所は、普段は、川が流れゆうのは一番向こう岸に近いところの幅10~15mくらいなんですが、先日の台風23号の影響で川の水量がこぢゃんち増えちょりまして、ご覧の様に手前のところまで川水が流れて来よります。この部分、普通は砂利の河原なんでございますね。とても川幅が広がって、雄大な景色になっちょりました。左の山は、先日もご紹介しました「三宝山(さんぽうざん)」。中生代の地層が眠る山で、その南側には古生代ペルム紀を起源とする石灰岩が横たわっておるんですね。
その頃、地球の陸地は「パンゲア大陸」という一つの大きな大陸にまとまっちょりました。地球の長い歴史のなかでも特異な時期ですね。その赤道付近にあったのがテチス海。そこには珊瑚礁が広がり、大量の炭酸カルシウムを有していたのであります。ペルム紀末の生物大量絶滅は、6,500万年前の恐竜の絶滅事件を遥かに凌ぐ規模で起こり、地球の生態系をガラリと変えてしまいました。今から約2億5000万年前の大事件です。その時期に堆積した生物の死骸などが悠久の年月を越えて現在の我々の目の前に石灰岩として姿を現しておるんですね。地球の神秘を感じてしまいます。