中村のアッちゃん〔5431〕2018/02/27
2018年2月27日(火)晴れ
昨日の夕刻、特急南風に乗って中村から帰ってきました。汽車で、とても懐かしい方にお会いした。幡多農業高校の名物先生で、アツ兄い、とかアッちゃんとか呼ばれて慕われていた上岡先生。畜産の先生で、その伝説には事欠きません。僕の知っている伝説だけでも、学校へ馬に乗って通っていた、とか、いろいろあります。とてもお酒が大好きでしたが、少し病気をされて、しばらくお目にかかってなかった。でも、一人で高知へと汽車に乗ってでかける元気な姿を見れて良かった。
若い頃、中村の街へ飲みに連れて行ってもらった頃のことを思い出す。
ある晩、中村は大雨だった。大雨の中、飲んで飲んで飲んだ後、最後に僕と上岡先生の二人だけになりました。「もう一軒行こう」とタクシーに乗せられ、あるとてもとても家庭的な感じの小さなスナックに到着。で、飲んで、お会計になったら一人が600円くらいだった。中村と、中村の顔、アッちゃん恐るべし、と胸に刻んだ夜だった。一人600円のスナック。忘れられません。
中村市は、昭和29年に誕生。その際に中心になったのが中村町。中村町は、中村市の中央部。元々、九条家の荘園、幡多庄があり、その中心が本郷。さらにその本郷の中央部の村が、中央部の村ということで中村と呼ばれる集落となった訳だ。
だから、「中」の「村」で、本来、中村町となったら「村」と「町」が重なってへんてこりんなことになっているのである。まあ、どうでも良いけど。
ともなく、中心の村、中村が中核となり、周辺の村々を統合してできたのが中村市。でも今は四万十市になってしまい、「中村」という地名が残るのは、旧中村町の界隈だけ。四万十市中村。まあ、合併して中村市になる以前の、本来の中村が、今の四万十市中村になった訳です。ややこしいけど。ついてきてますか?
ともあれ、中村から帰ってきて、今朝は会社。5時前に出社し、明るくなってから上岡へ行って、この写真を撮ってきました。
こないだICT技術のこと書いたけど、その横断幕にI-Constructhionと書いてあったので。
ICTはInformation Communication TechnologyのことではなくてI-Constructhionのことかも知れない、嘘を書いたのかも知れない、と不安になったんですね。調べてみました。
ICT技術というのは、こないだ説明した通り。で、国交省のホームページに、こう書いてました。
「国土交通省では、ICT技術の全面的な活用(ICT土工)等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組であるi-Constructhiomを進めています。」
なるほどね。
国交省によりますれば、できることは、ドローンによる3次元測量とか、そのデータによる設計施工計画、ICT建設機械自動制御による建設現場のIoTを実現、3次元データによる検査の省力化、などと書いてます。
なるほどね。ドローンが主役なんだ。
今朝の新聞に、本山町で、稲作をIoTで行い、収量や品質の向上、安定化を図る、てな記事が載ってました。Internet of Thingsなので、IとTが大文字でoが小文字。なんか、顔文字みたい。
まず、吉延とか、棚田と美味しいお米で有名な地域から始める、というのが面白い。吉延も、菜食健美の原料地帯である怒田、八畝の棚田風景も、同じ御荷鉾帯。超巨大火山LIPによってつくられた地層だ。
スーパーホットプルームによる、超巨大火山。地球の壮大な営み。その営みによってできた地層が棚田地帯となり、そこにIot技術が活用される。
さあ。これからの成り行きに期待しましょう。理屈は、良い。