和文タイプ、PC、スマホと高知県警〔5414〕2018/02/10
2018年2月10日(土)雨
久々の、雨。そうか。雨か。このところの冷え込みも、これで一段落。でも、雨、結構冷たいです。冷たい雨の土曜日。
昨日、中村支店に忘れてきたお気に入りの鞄、パソコンやノートが入った大切な鞄は、中村支店から南国工場へと帰ってくるトラックに乗って、無事、19:15に到着しました。ありがとうございました。助かりました。こうやって離ればなれになってみると、PCは、生活の一部になってしまっていることがよくわかる。蔑ろにしちゃあいけません。ホントです。
そんな訳で昨日のにっこりは、スマホで書きました。いや、大変。文章全体を鳥瞰できんのが、一番辛い。書きながら、その文章は、全体の中でどのような役割を果たしているのかが、わからん。書きながら不安になるし、書いた後の文章を読んでみても、やはりおかしい。
そんな話を事務所でしておったら、昨年4月入社のSさん、よくこのにっこりには登場してくるSさんが、「私、スマホの方がずっと打ちやすいです。パソコンで文章書くの、苦手です」とのたまう。なるほど。時代はそうなっていたのか。スマホで育った若者は、スマホで文章を書くのがスタンダード、パソコンのキーボードに向かうのは、日常のことでは無いのである。そういうことか。
でも、こうやってパソコンのキーボードから文章を書くようになったのも、最近のことだよね。僕らの学生時代、卒業論文は手書きだった。仕事を始めても、文書は基本的に、手書き。会社に、和文タイプの道具があり、カシャカシャと和文タイプを打つおんちゃんが居りました。活字から漢字やひらがなを探し出してきて、並べ、打つというやつ。すごい道具だと、当時は驚きました。こんなのね。会社には、一台あった、和文タイプライター。僕には打てんかったけど。
ウィキで見てみると。ああ。懐かしい。和文タイプ、資格がありましたね。日本商工会議所主催のもとと、全国商業高等学校協会主催のやつがあったんだ。昭和62年と平成元年に廃止されている、和文タイプの資格。
昭和の象徴とも言えましょう。どうなったんでしょうかね。あの資格を持っていた有能な人たちは。
ともあれ、手書きが基本であった時代、字が下手な僕は、苦労しました。そんな時、ワープロというものが世の中に現れる。最初はインクリボンで一行づつ文章が狭い液晶に表示され、打っていくやつ。それからワープロ専用機の「文豪」とかが現れ、世の中はワープロの時代へと入っていった。NECの98など、パーソナルコンピュータというものが少しづつ現れると、一太郎、花子というソフトが出て一世を風靡する。でもね。しばらくして僕は、会社に、当時100万円もしたDOS/V機を導入、Windowsを使い始め、ExcelとWordの使い手になる。
たぶん、字が下手だったことが、人より早くワープロを使い始めた理由だと思う。動機付けとしては、充分だ。字が下手であったことに感謝しよう。
それからパソコンの時代が始まる。しばらくは、それぞれのパソコンでワープロ打ったり表計算したりが主流。そうこうしているうちに、ネットワークというものが生まれたんだよね。
与力町にあった二階建ての本社社屋に、LANのシステムを組んだのは僕だ。そんな仕事をしていた友人に電話で教えてもたいながら、社内LANを自分で組んだ。屋根裏をたつくってケーブルを引っ張り回し、LANボードをPCに取り付け、TCP/IPを割り振る。つながっているかどうか、PINGで確かめる、などということもやりました。もう、忘れたけど。
それやこれやで幾十年。
時代は変わりました。
物心ついたときからスマホがある子供たち。パソコンは、ビジネスツールとして、大きくなってから習うもの。そう。あのころの和文タイプのように。そうだったら、ちょっと怖いけど。
写真は、今日の南国バイパス。高知県警の交通情報板には、来週の高知龍馬マラソンの告知。そうか。来週か。
あの情報板、以前、高知県警の素晴らしい言葉が表示されていたことがあります。
2014年8月。表示されておったのは、「危険ぜよ 高齢者の事故が」「ぎっちり起きゆうがよ」「慣れと油断が事故の元ぜよ」の三つの標語。
でも、これより素晴らしかったのが、初代土佐弁標語バージョン。それが、これだ。2013年9月。「スマホはしのべちょきよ!」と、「いられ運転はいかんちや!」と、「合図は早う出しちょきよ!」素晴らしい。
しのべちょきよ、ですきんね。
よくこの標語を考えたし、それを許可した県警上層部も大したもんだ。
昨日、会社に、高知県警本部の方が見えておられました。その用件というのも、この標語に通じる、素晴らしいセンスのものでした。今は書けないのがもどかしい。
さすが、高知県警察本部。やります。彼ら彼女らは、すごい。いつか、そのすごさをここでご紹介できる日が来ると思いますので、乞うご期待!
この表示板にも、また、かつてのような秀逸な文言が並ぶ日を心待ちにしながら、乞うご期待。