相撲は、素晴らしい〔5389〕2018/01/16
2018年1月16日(火)薄曇り
最低気温は3℃。少し寒いのも緩みました。これから三寒四温で春に向かいます。
春に向かうと言えば、大相撲、なんとかうまく春に向かって欲しい。相撲以外のゴタゴタが、僕は哀しい。まあ、だいたいからして相撲というのは、神社の奉納相撲から始まっており、大相撲というのも、その延長線上。まあ、興行という意味合いが大きい。だから、地方巡業とかが大切になる訳だ。
星の貸し借りとか、先輩の体罰的指導とかは、まあ、あった訳です。厳然と。
で、近代相撲としてはそれではイカん、ということで、種々、改革が行われている。
まあ、僕は傍観者なので、ガチンコで楽しければ、それで良し。
組織がどうとかこうとか、大人なんだから、大人の対応は必須であったろうし、組織が自分たちで組織のこれからを考えていくなら、それも良いと思う。
それよりもなによりも、僕が今場所気になっているのは豊ノ島。今は東幕下5枚目。幕下なので、関取ではないが、その実績はもう、みなさんご承知の通りだ。
2007年頃、幕内でどんどんと頭角を現し、抜群の相撲勘、運動神経で関脇まで上る。常に三役か、三役を狙う位置で長年相撲を取り続けた豊ノ島。
このにっこりでは、幾度、ご紹介したことか。2007年4月、大阪場所で、、前頭筆頭の位置で勝ち越した記事を書きました。
一度、野球賭博のゴタゴタに巻き込まれ、十両まで落ちるものの、十両優勝などをしながらアット言う間に幕内上位に戻り、また、活躍した豊ノ島。
でも、上がったり下がったりを続けた後、大怪我をしてしまい、休場が続いて幕下へ。幕下28枚目まで番付を落とすも、執念で、5枚目まで戻してきた豊ノ島。
去年7月、豊ノ島関の人柄を表すエピソードも書きました。とにかく、人柄が最高の豊ノ島。
ところが、昨日の相撲で、「ふくらはぎにボコッと音がした」というニュース。途中休場も危ぶまれるという豊ノ島。ああ。
もう、十分頑張ったよ。本当に。もう、引退しても誰も文句言わないよ。と僕らは声をかけたいけど、彼は、まだ関取復帰に、そして幕内復帰に執念を燃やすのかも知れません。
相撲は、素晴らしい。
写真は、昨日と同じようなアングルの上岡八幡宮境内。目の前に、今はもう使わなくなった、土俵。相撲は神事であり、庶民の圧倒的娯楽であった。
豊ノ島の生き様が、相撲の魅力を存分に伝えてくれる。
誰がなんと言おうと、外野がどれほど騒ごうと、相撲は、素晴らしい。