高知の長瀞〔5244〕2017/08/24
2017年8月24日(木)晴れ!
今朝は、香川県坂出市にある弊社西日本事業部にて打ち合わせがあるので、国道32号線を走って向かっております。
今は丁度徳島県と香川県の県境。猪ノ鼻隧道の、徳島県側の出口に車を停め、にっこり執筆中。
で、こないだ書いたように、平成32年、新しい猪ノ鼻道路ができて、琴平と阿波池田が劇的に近くなるのであります。そうなるとどうなるか。
もちろん、モノの流れも変わるでしょう。そしてヒトの流れ。
近年、秘境ブームみたいなのがあって、大歩危小歩危や祖谷渓谷などへの観光客が増えているという。特に、海外からの旅行者が好んで行くのが、そういった場所だそう。
地学的にとても不思議な、吉野川が四国山地主脈を横断する場所にできた渓谷が大歩危小歩危だし、祖谷はかずら橋や温泉。
で、猪ノ鼻道路が開通すれば、金毘羅さん方面から大歩危小歩危へのアクセスが圧倒的に改善されるので、益々観光客も増えていくのではないか、などと想像します。
ラフティングも人気で、秘境とアドベンチャーを満喫できる旅が約束されている、西阿波。
そう。阿波。徳島県だ。
この西阿波を訪れる多くの人々を、なんとか高知県まで引っ張り込めないか。これ、県庁も考えているみたいですが、なかなかに難しい。秘境度で言えば、やっぱし大歩危がすごいし、温泉もないし、平家の落人伝説も、祖谷に比べたら薄い。
取り敢えず、ラフティング客をなんとか高知県側に泊まらせる。農家民宿やおいしい郷土料理のお店などの整備が要りますな。
でも、もっとインパクトが欲しい。
写真は長瀞。ながとろ。
こないだブラタモリでやった、埼玉県秩父の長瀞ではありません。こないだもご紹介した、高知県大豊町の長瀞だ。JR豊永駅から少し高知寄り。国道32号線の長瀞橋の上から撮影しました。
ね?
トロトロとしたゆっくりの流れが長く続いてるでしょ?だから、長瀞。埼玉県の長瀞と同じ。
埼玉の長瀞は、ブラタモリでも言うておったように、直線的な断層によって川が直線的に流れるようになり、直線になると川はゆっくりと流れるようになるので、長瀞。
この大豊町の長瀞もそうなのだろうか。この、突然出現する直線は、そんなことを想像させてくれる。
埼玉の長瀞は、首都圏から近い大自然堪能スポットということもあって、夏場は大勢の観光客で賑わう。地質学的に、とても見所が多い、長瀞。日本の地学発祥の地という碑もあり、昔は、その地学ネタで観光客を集めようと秩父鉄道が頑張った、てな話もしていたではないか。
そこで、この長瀞。
いや、ここから岩原、県境にかけて、地質学的な大発見があったとしよう。仮定の話ね。吉野川の不思議な流れを決定付けたという、ビックリするような大発見。あまりにすごいので、ブラタモリがやって来る。
で、大歩危小歩危、岩原、長瀞編を、やる。
どうだ。かなりのインパクトで、観光客を高知県側まで引き寄せられるのではないだろうか。妄想ですけどね。
もう一つ。アドベンチャー系。
大歩危駅と土佐岩原駅の間には、現在は大歩危トンネルという長いトンネルがあるが、そのトンネルができる以前の旧線の痕跡は、今もそのまま残っています。
その線路跡を整備して、アドベンチャーウォークのルートをつくる。トンネルあり、鉄橋あり、渓谷ありの、西洋系外人大喜びのアドベンチャーランドだ。
いかん。妄想が暴走する。
まあ、猪ノ鼻道路開通までに、ゆっくり考えよう。せっかくのチャンスなので、もったいないもったいない。