天満宮の狸、狸賽、モネの庭〔5192〕2017/07/03
2017年7月3日(月)晴れ
昨日は暑かった。こじゃんと暑かったですね。ですが、今日も暑くなりそう。善き哉善き哉。夏はね、やっぱしね、暑くないとね。
さて月曜日。月曜日は、普段よりも早く会社へ行くようにしてます。3時過ぎには起床して。写真は、今朝、3時45分の潮江天満宮。こないだ輪抜け様が行われた潮江天満宮の、未明の風景。
で、これはいったい何の写真なのか。
実は、4時前の潮江天満宮参道の、あの玉垣の上を、一匹の狸が歩いていたのであります。うまくバランスを取りながら、玉垣の上を、こっちから向こうへ。
その写真を撮ろうと思い、急いでカメラを準備してシャッターを切ったのですが間に合わず。お狸様は、玉垣の上を、とっとと走り去っていってしまったのでありました。
だから写真は、狸が走り去った後の玉垣の風景、ということだ。
天神様と狸。
志ん朝の落語に、狸賽(たぬさい)というのがありましたよね。昼間助けられた狸の子が、親狸に言われて恩返しにやって来る話。で、恩返しに、サイコロに化けて指示通りの目を出して、主人を儲けさせる。怪しんだ客に「数字を言うのはダメ」と言われた主人が、「梅鉢だ。梅鉢だよ。天神様の梅鉢だ。天神さんだよ。勝負!」と言いながら開けてみると、狸が冠被って勺を持ち、天神様の格好をして立っていた、というサゲ。
5という数字を表現しょうとしたんでしょうな。やっぱり志ん朝は巧い。
まあ、普段は、天神様と狸は、あんまし関係ない。
ですが、去年の9月14日。東京出張で、早朝、浅草界隈を走っておりましたら、浅草寺の前の道路で狸に遭遇しました。浅草寺には、狸を祀った「鎮護堂」というお堂があるそうだ。明治の初期に、境内に棲む狸を「鎮護大使者」として祀ったのに始まるという、お狸様。
浅草寺界隈には、狸が棲んでいました。昔も、今も。
お狸様と言えば、高知にもあります。五台山の南、八洲池の、大膳神社。池の中の真っ赤なお堂が印象的なお宮さんですが、玉垣などには、女性の名前が多い。稲荷新地などの花柳界のお店の名前も。女性は、そんなお店の女将でしょうか。
狸はタヌキで、タ抜きで他を抜く。
そんな、競争に勝ち抜くことを願うのがお狸様だと言われてます。
でも。
昨日行った北川村のモネの庭。
その誘致の発想から実現、そして成功までの過程を見てますと、他との競争と言うよりも、そこにしかない、大切な、ただ一つの施設を目指す、という志、姿勢が見て取れます。他を蹴落とす「タヌキ」ではなく、唯一の、なくてはならないものを目指す。それだ。
地方創生も、地方で商売していくのも、この志が大切だと思いました。だからひまわり乳業はヤギミルクを手掛けます。
素晴らしい志と、行動力。熱意とプランニング。
「モネの庭」様には、弊社商品をたくさんご愛顧いただいております。本当にありがとうございます。負けないように頑張りますので、これからもよろしくお願い申し上げます。
目指すのは タヌキではなく オンリーワン